センター街は″なくならない″ 命名記念に「バスケット通り」でパレード

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 渋谷センター商店街振興組合が9月26日、センター街に新たに誕生する「バスケットボールストリート」の命名式と記念パレードを行った。「バスケットボールストリート」は渋谷に対するマイナスイメージを払拭するために、これまで正式な名前が付いていなかったセンター街入口から続くメイン通りを新たに命名。一部ではセンター街の名前がなくなるのではとの報道もあったが、センター街を構成する通りの一つとして誕生するためセンター街自体はなくならないと組合は発表している。

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 "センター街"は、渋谷駅交差点前から東急ハンズ、パルコパート1、西武百貨店、東急百貨店までの渋谷の中心にあたる街の範囲を指し、井の頭通りや文化村通りなど5つの通りから構成されている。ガングロやヤマンバ、センターGUY(ガイ)などの発祥地として知られる渋谷の中心地域で、かつては中学生や高校生の不良少年少女たちがたむろし変造テレカや合法ドラックを売る外国人露天商がはびこるなど、"怖い街"、"汚い街"と危険なイメージで知られていた。その対策として渋谷センター商店街振興組合はセンター街パトロール隊(SCGP)を結成し、「安全・安心・きれいな街づくり」を目指し活動。近年はファストファッションブランドのオープンが相次ぎ、"ギャルの街"というイメージはなくなりつつあるものの、未だに一部からは「怖い」や「危ない」などのイメージがあるという。

 そこで渋谷センター商店街振興組合は、イメージ向上のために組合は渋谷の持つ「若者・文化・ファッション・音楽・国際性」をキーワードに、5つのキーワード全てを内包したスポーツ"バスケットボール"に注目。これまで「メイン通り」と呼ばれていたセンター街入口からマクドナルド渋谷センター街店の区間を「バスケットボールストリート」と命名することを決定した。センター街が日本のバスケットボール聖地である国立代々木第二体育館が通じていることも理由の1つだそう。今後5年、10年を掛けて若者の持つ"情熱"や"エネルギー"を表現した「バスケットボールストリート」の名によって渋谷のイメージを一新していくつもりだ。

 26日に行われた「バスケットボールストリート」の命名式で渋谷センター商店街振興組合理事長の小野寿幸氏は「センター街の汚名を晴らし、明るく健康に活性化していきたい」と挨拶。組合と関係の深いプロバスケットボールチームbjリーグの選手や渋谷区立松濤中等学校バスケットボール部の部員らも集結し、関係者全員で「バスケットボールストリート」の記念パレードを盛り上げた。ちなみに一部では「ドリブルをしてもいいのでは」との声も上がっていたが、「バスケットボールストリート」と言えど公道には変わりはない。「ドリブルはしないでください」と担当者は語っている。