上司に必要な論語・3つの名言

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 中国の思想家・孔子の教えは、中国国内にとどまらず日本にも広く普及しています。特に彼の言行が記された『論語』の内容は、誰でも一度くらい聞いたことがあるのではないでしょうか。

 一般的に、人生全般についての示唆となる言葉がつづられているイメージの強い『論語』ですが、実はビジネスの場面に応用できる格言が数多く収められています。
 今回は『論語』の中から119の章句を厳選して50音順に並べて紹介・解説している『論語の教え』(佐久協/著、KKベストセラーズ/刊)より、ビジネスシーンで特に管理職に知ってほしい孔子の教えを紹介します。著者は慶應高校で「受けたい授業No.1」に選ばれた名物教師です。教え子の多くは、現在のビジネス界で活躍中です。

■君子は器ならず。(くんしはうつわならず)
 「リーダーはスペシャリストにとどまることなく、専門性を持ったジェネラリストであらねばならない」という意味のこの格言は、管理職になりたての人にぜひ心に留めておいてほしい格言です。
 プレイヤーとして一番の成果を収めた人が管理職でも一番になるとは限らない、とビジネスの世界では言われますが、いくら優秀なプレイヤーでもジェネラリストの視点を持たないと管理職での成功は難しいのかもしれません。

■下問を恥じず。(かもんをはじず)
 管理職も人の子。仕事上、知らないことも理解できないこともあるはずですが、それを部下や目下の人に聞くのは何となく気恥ずかしいものです。しかし、それでは大事な知識や情報を得るチャンスを逃してしまいます。孔子が「下問を恥じず(目下の者に教わることを恥じてはいけない)」と教えているように、どんな人にでも柔軟に教えを乞う姿勢を持っていたほうがいいでしょう。

■君子は義に喩り、小人は利に喩る。(くんしはぎにさとり、しょうじんはりにさとる)
 出世をしていくと、自分の行動規範がつい、自分の利益になるかどうかということになりがちですが、孔子はそれを戒めて「君子は義に喩り、小人は利に喩る。」という言葉を残しています。
リーダーになる人物は正義中心に生きたいものです。利益ばかりを考えるのは小物に任せておけばいいのですから。

 管理職になると、今までとは職場の見え方が変わり、自分のやるべきことを見失いがちですが、そんな時には『論語』に触れて、人を率いることの意味を再確認してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部/山田洋介)


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