韓国の証券業界、国際金融センター、韓国銀行などは25日、23日のニューヨーク市場で、韓国クレジットデフォルトスワップ(CDS)プレミアムの数値が2.02%を記録し、フランスの1.97%より0.05%ポイント高かったことを明らかにした。CDSは、リスクを回避するために開発された金融商品の中でも、企業の債務不履行(デフォルト)を対象にしたもの。複数の韓国メディアが報じた。

 韓国メディアは、韓国の国家不渡り危険が、2008年のリーマンショック当時よりも懸念が高まっていると伝えた。  

 CDSは、債券を発行した企業や国家が不渡りになった場合の損失を補償する金融派生商品で、CDSプレミアムが高くなったということは、国の信用格付けが悪くなっており、海外債券を発行する時にコストがさらにかかることを意味すると解説。

 主要銀行の信用格付けが格下げとなったフランスは、世界的な危機の震源地であるギリシャが破綻したときの債権国として、大きな被害を受けるという憂慮のために「危機国家」に分類された。

 この欧州を中心とした金融不安を受け、韓国の不渡りのリスクも急激に高まっていると伝えられている。23日のウォンドル為替レートは1ドル=1166ウォン(約76.3円)で、先月末の1066.80ウォンから、99.20ウォンも急上昇し、ウォン安ドル高となっている。これはリーマン・ブラザーズが破たんした当時をしのぐ上昇となった。

 このような危険信号は、為替レートよりも株価が先に示している。去る23日の韓国総合株価指数(KOSPI)は1697.44で、先月1日の終値より475ポイント急落した。この期間の株価の下落率は、リーマン・ショックが反映され始めた2008年5月以降よりもはるかに高速だと指摘している。

 一方、訪米中の朴宰完(パク・ジェワン)企画財政部長官は24日、ワシントンで国際通貨基金(IMF)年次総会などに出席した後の記者懇談会で、国際格付け機関のムーディーズとS&Pは韓国経済のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を肯定的に評価したと述べた。(編集担当:李信恵・山口幸治)