自分で「読書」のハードル、上げてない?

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 本好きな人なら一度は「あまり本を読まないんですけどオススメの本ってなんですか?」と聞かれたことがあるだろう。
 お互いの好みを把握している同士ならまだしも、これは相当にナンセンスな質問だ。
 そもそも「オススメ」の定義やポイントは人それぞれである。これはビジネス書でも文芸書でも変わらない。結局、自分にとっての「オススメ」は自分で探すしかないのだ。

 若い世代は活字離れが激しい、とよく言われる。
 それでも本を読もうという人はいるはずだが、年間数万点も出版される書籍を前に敷居の高さを感じるのも頷ける話だ。そんな若い世代にオススメしたいのが『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。20代で身につけたい本の読み方80』(千田琢哉/著、日本実業出版社/刊)。
 目からウロコな本の選び方、買い方、読み方を教えてくれる一冊だ。目次を見るだけでも、ちょっと気になるものが多い。

□本を読むスピードは気にしない
□マンガも堂々たる1ジャンル
□素晴らしい小説は素晴らしいビジネス書
□文字量の少ない本を味わいながら読む
□好きなテーマを好きなだけ読む


 どうだろう。なんとなく本を読むことの敷居が低くなるような気がしないだろうか?
 たとえば「本を読むスピード」をあなたは気にしていないだろうか。速読が持て囃される昨今、読むのが遅いことはいかにも自分の理解力が足りないように感じてしまうかもしれない。
 しかし「読んでみよう」「読みたい」と思って手にした本なら、そもそもスピードは関係ない。むしろじっくり本を読んでいる方が知的に見えるくらいだ。

 著者は大学に入るまで、マンガ以外の本を一冊も読んだことがないという経歴の持ち主だが、その後1万冊もの本を読んだという。
 その著者が語る、本との付き合い方を記した一冊は、きっとあなたの読書観を変えてくれるだろう。
(ライター/石橋遊)


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