1936年のベルリン五輪で、アジア選手として初のマラソン金メダルを獲得した故孫基禎(ソン・キジョン)氏と同大会銅メダルリストの故南昇竜(ナム・スンニョン)氏が、日本オリンピック委員会(JOC)のホームページで日本国籍になっていることが明らかになった。

 韓国メディアは、「IOCに続きJOCでも孫選手と南選手が日本代表選手として登録されており、対応策の準備が至急だ」と相次ぎ伝えた。

 韓国・国会文化体育観光放送通信委員会のチョン・ビョンホン議員は23日、孫基禎選手と南昇竜選手がJOCのホームページに日本国籍として登録されていることについて「解放後60年が過ぎた今でも、両選手の胸から日章旗を外してあげることができなかった」と主張し、文化体育観光部と大韓体育会はすべての手段を動員して同問題を解決すべきと促した。

 チョン議員は19日に行われた文化部に対する国政調査会で、2009年に改編された国際オリンピック委員会(IOC)のホームページに、孫選手と南選手の名前が日本名の「Son Kitei」、「Nam Shoryu」と登載されていると指摘した。

 孫選手と南選手は、日本統治時代の朝鮮半島出身の陸上選手。1936年に日本代表としてベルリン五輪に出場し、それぞれマラソンの金メダルと銅メダルを獲得した。このうち、孫選手は引退後に韓国陸上チームのコーチや大韓体育会の事務総長などを務めており、02年11月に死亡。そして今月の16日には、大韓体育会により「2011年大韓民国のスポーツ英雄」に選定された。(編集担当:永井武)