22日にインテルの新指揮官に就任したクラウディオ・ラニエリ監督は、インテルを3冠に導いたジョゼ・モウリーニョ元監督(現レアル・マドリー)と激しい舌戦を繰り広げた経験を持つ。以下で主な両者の舌戦を振り返ってみよう。

2008年
ラニエリ(当時ユヴェントス)
「私はモウリーニョとは違う。自分がやっていることを確信するために、勝つことを必要とはしない」

モウリーニョ(当時インテル)
「70歳くらいなのに(実際は当時56歳)、ラニエリはスーパーカップ一つと小さなトロフィーしか勝ったことがない」

ラニエリ(当時ユヴェントス)
「試合後に人前に出ることは大変なんだ。だが、それはサポーターに対するリスペクトの印でもある」

モウリーニョ(当時インテル)
「リスペクト? ラニエリはイングランドで5年を過ごしたのに、『グッドモーニング』や『グッドアフタヌーン』を言うのにすら困っていた」

2010年
ラニエリ(当時ローマ)
「ロマン・アブラモビッチのところから、マッシモ・モラッティのところへ行くのは、あまりに簡単だ。モウリーニョは決して我々のような状況にはいない。彼がフェノーメノ(怪物)? 君らメディアがそうさせているんだよ。私にとって彼は良い監督だ。ここで止めておくよ」

モウリーニョ(当時インテル)
「私は自分がフェノーメノだとは思わない。だが2004年、チェルシーに行ったとき、どうしてラニエリを代えようとしたのか聞いたとき、勝ちたいからと言われたのは、私の責任ではないね」

モウリーニョ(当時インテル)
「(ラニエリ監督がやったように)試合前にチームに『グラディエーター』を見せたりしたら、ウチの選手たちは笑うか、医者を呼んで私が病気かどうか聞くだろうね」