貴乃花(39)、落選の危機! 大相撲界が政界顔負けの壮絶な闘いを繰り広げる2年に1度の理事改選が4カ月後の来年1月に迫ってきた。今回はいつも以上に激戦模様。早くも水面下では激しい票の取り込みや、切り崩しが始まっている。

 大関日馬富士の綱取りや関脇鶴竜、琴奨菊のダブル大関取りはなるのか。話題も豊富な大相撲秋場所が9月11日から東京・両国国技館で幕を開けたばかりだが、土俵裏では、親方たちが土俵そっちのけで怪しげな動きを活発化させている。
 来年1月の初場所後に迫った理事改選。去年の改選のときは定員10人のところに、貴乃花親方が二所ノ関一門を飛び出すかたちで強引に立候補したため、定員オーバーの11人が立候補。結果、予想を裏切るかたちで劣勢を噂された貴乃花親方が見事当選し、世間をあっと言わせた。
 選挙後、落選者を出した立浪一門内などで厳しい裏切り者捜しが始まり大紛糾したのは記憶に新しい。
 今回もこのシコリが尾を引き、前回以上の激しい闘いが予想されるが、それを裏付けるように親方たちの水面下の動きはいつもの年以上に活発。真っ先にその動きが表面化したのは乱戦の火ダネとなった貴乃花親方を中心としたグループだ。

 9月4日、貴乃花、間垣、大嶽、阿武松の4部屋所属の親方たちが「オレたちの結束には寸分の乱れもない」と言わんばかりに1年ぶりに間垣部屋に集合して連合稽古を行い、気勢をあげた。
 「逆に言えば、それだけ危機感を募らせている証拠で、先手必勝を狙っているのは明らかです。貴乃花グループは前回、他の一門から3票もぎとって貴乃花理事の誕生にこぎつけましたが、去年の野球賭博で前大嶽親方(元関脇貴闘力)や裏切った大関琴光喜らが解雇された影響をモロに受けています。基礎票は前回と同じ7票なので、当選ラインの10票にたどりつくためには、前回と同様に3票を他の一門から獲得しなければいけません。前回の裏切り者騒動があるので、今回は他の一門の引き締めが非常に厳しくなっている。いくら若い親方たちに人気がある貴乃花親方でも、これを切り崩して当選するのは容易なことではありません」(大相撲担当記者)

 貴乃花理事にとっては非常に厳しい事態が予想されるのだ。とはいっても、チャンスがまったくないワケではない。