宮下貴裕ソロイスト2012年春コレクション発表、新シリーズ含め4レーベルに拡大

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 デザイナー宮下貴裕氏による「TAKAHIROMIYASHITATheSoloIst.(タカヒロミヤシタザソロイスト.)」が、東京・西麻布のアトリエで2012年春コレクションを発表した。これまでのコレクションに加え、天然顔料で染めた「eARTh dye(TM)アースダイ」カラーシリーズなど新作が加わって4つのレーベルに拡大した。

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 2010年冬にデビューした「TAKAHIROMIYASHITATheSoloIst.」は、モノを知り尽くした大人の為のリラックスウェアを軸に、高いクオリティを目指して試行錯誤を繰り返しながら5シーズン目を迎えた。今季は新シリーズを含めてネームタグで色分けし、全4レーベルに拡大。フォーマルとカジュアルを融合し、「洋服を(色や型など様々な意味で)もっとカラフルに」という宮下氏の思いが形になった。

 注目は、ベージュのタグが付いた2つのシリーズからなる新しいワークウエア。「eARTh dye(TM)」カラーシリーズは、古来に壁画などで使用されてきた天然の顔料を独自に配合し、特殊技術によって染色した全5色(オフホワイト、グレー、ブルー、グリーン、ピンク)それぞれ22型を展開。オフホワイトには宮下氏によるハンドペインティングが施され、1型ずつ縫製テクニックと加工技術を使い分けることで、表情豊かなシリーズに仕上がった。また、ディアスキンのレザージャケットは、端革を使うことによって1点ずつ異なる風合いに。ポケット部分にはカンガルー革、フード部分には馬革を使用。裏側のスウェード面にはplaid(プラッド)のインクジェットを施した。

 宮下氏の服作りへのこだわりが詰まった代表的なコレクションのネームタグはグレー。パジャマシリーズでは伸縮性のあるインディゴツイルを使用したデニムスーツを提案し、カクテルシリーズにもデニム、ヒッコリー、コーデュロイやギャバジンなど新素材が加わった。ニットやカットソーが充実し、Tシャツ類はネイビーのネームタグで展開される。レザーシューズは「AUTHENTIC SHOE&Co.(オーセンティックシュー)」の竹ヶ原敏之介氏、ハットは「Coeur(クール)」の木島隆幸氏、アクセサリーはジュエリーデザイナーCody Sanderson(コディ・サンダーソン)氏、 そして眼鏡は「OLIVER PEOPLES(オリバーピープルズ)」とのコラボレーション第二弾と、今季もそれぞれの分野におけるベストパートナーを引き継いだ。新作の発売は、2012年1月頃を予定している。

 もうひとつのシリーズは、ホワイトのネームタグを付けた古着のリメイクアイテム。「TAKAHIROMIYASHITATheSoloIst.」のアトリエで制作されているパッチワークデニムやシャツなど、全て1点ものの貴重なシリーズは、2011年9月にオープンした南青山の宮下氏によるセレクトストア「grocerystore.(グローサリ―ストア.)」でも人気が高いという。宮下氏は新展開について「ゾーンを広げていきたい」と話しており、服づくりに愛情を注ぎ独自のスタイルを貫きつつ、挑戦し続けている。

■デザイナー宮下貴裕が愛するものを集めた8坪の店「grocerystore.」オープン
 http://www.fashionsnap.com/news/2011-09-13/grocerystore-open/