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1223現代絵画では、9月22日(木)から、90年代初期大ブームを巻き起こしたガーリー写真のアイコンとして、センセーショナルな注目を集めた写真家・長島有里枝の写真展「What I was supposed to see and what I saw」を開催する。今次展示されるのは、2007年から撮り始めた花の写真たちだ。

写真(上):「リヒターの少女と野生の花」,2007,47×70cm(image size)

その多くは、彼女がスイスにあるVillage Nomadeでのアーティスト・レジデンシー・プログラムに参加した際に、レジデンスの庭を歩き回って撮影されたもの。このスイスの旅以降、意識して花の写真を撮るようになった長島は、イギリスの王立植物園であるキューガーデンを訪れ、花や植物を撮影した。作品には植物の名前や学名が書き留められた「名札」が写されている。

一連の植物に関する写真郡は、一見ストレートな写真表現の形をとりながら、一方で長島の創作活動の根底に流れる「家族」、というテーマを暗喩的に内包している。カメラ越しに花と向かい合いながら、同時に人と向き合う感覚を重ねていたり、ものを認識するために付与される“名前”への素朴な視線だったり……。彼女の眼差しを通して、花々を眺めてみたら、あなたにとっての“親しい人の存在”がふわりと浮かび上がるに違いない。


写真(左):「Plants with labels #24」,2008,86×57cm(image size)、写真(右)「黄色い野生の花」,2007,129×86cm(image size)

■お問い合わせ先:1223現代絵画
東京都渋谷区広尾5-19-4 SR 広尾B1
OPEN 水曜日〜日曜日 12:00〜19:00(月/火曜日休廊)
入場料 500円
SCAI
SCAI THE BATHHOUSE


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