あなたのダフリの原因はどれ?第2回 【ケンゴ本田のゴルフQ&A:Sports@nifty】

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日本人初の米国PGAーA級ライセンスをもつゴルフ・ティーチングプロ、ケンゴ本田。ゴルフ理論&技術と共に、アメリカ文化と英語を取り入れたレッスンを展開するケンゴ本田氏が、あなたのゴルフの悩みにお応えします!

質問:アイアンでのダフリをなくすいい練習方法はありますか?

ダフリと言っても原因は様々です。ダフリの原因を明確にして、それに合った修正ドリルが必要です!前回から4回シリーズで、ダフリの原因となる4大要素を挙げて、ドリルを紹介しています!

今回は、シリーズ2「ダウンスイングからインパクトにかけて右肩が下がるケース」についての解説とドリルを紹介します!

シリーズ2・右肩:ダウンスイングからインパクトにかけて右肩が下がるケース

原因はギャップにあり

右肩が原因でダフルとはどういうことか?

それは俗に言う「ボールを上げようとしている」「ボールを救おうとする」とする思いから発生する動作で、トップからの切り返し後、ダウンスイングからインパクトにかけて右肩が必要以上に下がってしまうことです。

ゴルフをしてきた方なら一度や二度は、ゴルフ仲間やインストラクターなどから指摘された課題だと思います。アイアンヘッドにはそれぞれロフト(角度)があるので、上からしっかりと打ち込んでも、ボールは空中に舞い上がってくれる構造になっていると理屈では分かっていても、いざバックスイングが始まると理性のコントロールは効かなくなります。ここが最大のポイントです。理屈も分かるし、動作的にもそれほど難しくないことが実際のスイングでは何故か実行できない・・・。その理由は「そこに自分ができる事とやりたい事のギャップがある」からです。このギャップを認識して、できる事とやりたい事のイメージがマッチした時、右肩が下がる問題を始め、その他の問題点も解消されます。それでは実際に何が原因で多くのゴルファーがこのギャップに悩んでいるかを説明し、どのようにしたらしっかりとダウンブローでボールを捕らえられるかを解説したいと思います。

《ギャップ原因その1》技術よりメンタル

右肩が下がってダフってしまう原因について最初にお伝えしたいことは、技術よりもメンタルだということです。これは長年レッスンを提供してきて実感した確信です。私が接してきた大半の生徒さんもダフリの問題を抱えていました。しかし、ほとんどの生徒さんに右肩を下げないで上から打ち込んでみて下さいとアドバイスすると、ほぼ間違いなく全員がボールを先に捉えてクリーンに打つことができるのです。おそらく読者の皆さんも、技術的なアドバイスなどはこの程度で右肩が下がる問題は解決するはずです。

しかし、ギャップ原因その1が生じるのはここからです。読者の皆さんも次回練習する際、確認できると思いますが、上記のイメージで2〜3球クリーンにダウンブローで打った後、皆さんが、頭に浮かぶ思いがほとんど同じなのです。それは、「クリーンに当たるのは良いけれど、弾道が低すぎる」などの思いなのです。

ここで皆さんがどの方法でこの問題を解決するかが今後、ギャップを広げるか、上達へのゴルフロードの一本道を歩んでいくかのクロスロードになります。

もう皆さんもお分かりだと思いますが、弾道が低いからといってボールを上げようとすると今回のテーマである右肩が下がってダフル原因につながります。それでは、ボールの弾道がなぜ低いのかをしっかりと把握し、対処法を考えましょう。

《ギャップ原因その2》ボールが上がらない理由はヘッドスピード

飛距離や、弾道は必然的にヘッドスピードによって決められてしまいます。一例として、58度のサンドウェッジを使いハーフスイング(バックスイングもフォロースルーもクラブヘッドが腰の高さを越えないスイング)で打つ球は、たとえ世界のトップ選手でさえも30ヤード位打つのが精一杯です。弾道も地上2メートル程、上がるかどうかです。これは、ひとえにハーフスイングだとヘッドスピードにも限界があるからです。皆さんがハーフスイングで打っても20ヤード以上、もしくは、30ヤード位飛ばせる方もいると思います。しかし、同じ58度のサンドウェッジを使い世界のトップ選手がフルスイングで打ったらどうでしょう?軽く100ヤード位飛ばし、弾道も地上40ヤード以上高く上げられます。しかしアマチュアゴルファーがこの数字に近づこうとすると、力みや高く上げようとの思いから(ギャップ原因その2)右肩が下がりダフル結果となってしまいます。

ではその「対処法の説明」を説明したいと思います。

確かにプロゴルファーは、プロの世界で生きていくために、普通の人の何倍もトレーニングをし、ベストなスイング技術を追求したひとつの結果としてスイングスピードもドライバーで50メートル/秒以上の速度を出せる技術を習得しています。皆さんにも、今後、このコラム内でスイングスピードアップの練習法などもご紹介していきたいと思いますが、ここでは先ず、ゴルフの基礎中の基礎としてダフリを無くしてボールをクリーンヒットさせる為のメンタルプロセスのお話をしています。この例で言えば、58度のサンドウェッジをしっかりとダウンブローで打ち、たとえその距離が50〜60ヤードで弾道も30ヤード程しか上がらなくてもよしと思えれば、確実に上達へのStep forwardをしています。

《ギャップ原因その3》自分に合ったシャフトを使う

一番簡単な例を挙げてみましょう。女子プロの選手にXフレックスで70グラム台のシャフトが入っているドライバーやXフレックスのアイアンを打ってもらったらどうでしょう。間違いなく飛距離も落ち、ボールも上がりません。ゴルフクラブのデザインは、ヘッドスピードに合わせて出来ているのです。

そして「対処法」としては、トレーニングや練習をする時間がなかなか取れない方などは、シャフトを少し軽め&柔らかめのものを試してみる事をお勧めいたします。固いシャフトでクリ―ンにヒットしても上がらなかったボールがシャフトを変えたら飛距離も高さも伸びて、なおかつ振りやすくなることは間違いありません。

レッスン1&2もちょっとしたパラダイムシフト(大袈裟?笑)によって皆さんのゴルフは大きく変化すると思います。私自身も、今までシャフトはXフレックスを使用していてXフレックスへの強い執着心がありましたが(ギャップ#3)、最近は自分へのいたわりでATTAS3(アッタス参上)のSフレックスに切り変え、無茶振りしないで300ヤード前後を維持できています。

★E-Golf (いいゴルフ)を目指してEGO-LF(エゴルフ)エゴを無くすゴルフでダフリも解消しましょう!!

《ドリル》

今回ご紹介するドリルは、最近話題にもなっている「左軸打法」から取り入れたものです。右肩がダウンスイングで下がるという問題を解決するためには、ダウンスイング中、特にインパクトで両肩がアドレス時の形に極力近い形に戻ることが大切です。

 最初にアドレス、通常5:5もしくは4:6位の体重配分で右足の方に若干重心を置いてのアドレスが普通ですが、ここでは、6:4もしくは7:3位で左足に重心を置いて下さい(※写真参照)。

次に、両肩も地面に対してほぼ平行になるようにセットしてください。この「左軸」重心のセットアップから実際にボールを打っていきますが、先ずは、ハーフスイング若しくは、スリーコーターから始めてみて下さい。そして一番重要なことは、アドレスで決めた左足重心をスイング中、そしてインパクトまで、同じ重心(体重配分)のままスイングすることです。この時、右肩もなるべく地面に平行に戻る意識でショットして下さい。(注:肩のラインは、クラブのグリップを持つ右手が低く、その分右肩も下がるため地面と完全に平行にはならないので以前よりも右肩が高ければOK)

 このドリルでクリーンヒット率はアップするはずです。慣れてきたら徐々にフルスイングをしていきますが、そのまま左体重で打てば「左軸打法」に近いスイングになりますし、このドリルのフィーリングを今までのスイングに取り入れて、ダウンスイングの時にドリルの動きを意識する打ち方でも良いかと思います。是非、両方試してみて下さい。

次回はダフリの原因シリーズ3「前傾」について解説します。お楽しみに!!

■これが言えたらカッコイイ!ケンゴ本田の“ゴルフ英語”1フレーズ #2

ラウンド中、今終えたばかりのホールのスコアを相手に聞きたい時、英語で何て聞くでしょう?

日本語だと「今いくつだった?」とか「今のスコア何?」などですね?単純に考えると「How many strokes?」又は「What was your score on this hole?」などが先ず頭に浮かぶかもしれません。勿論、この聞き方でも普通に通じます。しかし、アメリカンゴルファーは、ほとんどこの様な聞き方はしません。カッコイイスコアの聞き方は「What did you make? です。What did you make on this hole?」又は「What did you just make?」などと聞く時もありますが、基本が「What did you make?」です。

直訳すれば“何を作ったの?”なのですが、アメリカンゴルファーはあえて崩してこう使います。答える時は「What did you make for lunch?」などの質問に「I made a sandwich. or I made a pizza.」などと答えるように「I made a par. or I made a 4.」などと答えるのが一般的です。

今度、イングリッシュスピーカーとラウンドする機会があったら、Please try!

次回は、ラウンド後のスコアの聞き方を紹介します。What did you make? とはまた少し違うのでお楽しみに♪

【お知らせ】

次回より、ケンゴ本田さんのレッスンコラムとかっこいい英語を2週間に1度ずつ、交互にお届けします!

9月末頃にカッコイイ英語第3回をお届けしますので、楽しみにお待ち下さい!

●文:ケンゴ本田 kengo Honda

●撮影協力:ベストゴルフ成田

ケンゴ本田オフィシャルブログ

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