去る7月26日、日本を代表するSF作家、小松左京氏が80歳で世を去った。震災以降、『日本沈没』や『復活の日』が再び脚光を浴び、その先見性があらためて注目されているさなかの訃報だった。
 その後、あちこちで巨匠の死を悼むイベントが開催されている。

 8月17日には、新宿で、Live Wire主催の〈小松左京追悼トーク「巨星、宇宙に逝く」〉が開かれた。出演は、鏡明、高橋良平、山田正紀、横田順彌に、飛び入り出演のとり・みきを加えた5氏(大森望司会)。トークの模様は、今もUstreamのアーカイブで視聴できる(→第1部第2部)。

「歴史を未来へ SF作家小松左京展」(7月22日〜9月25日)を開催中の神戸文学館(http://www.geocities.jp/miyamoto_tadao/)では、8月27日にかんべむさし氏が「神戸・人・小松左京」と題する記念講演を行った。

 9月3日・4日の第50回日本SF大会ドンブラコンLでは、開会式の冒頭、黙祷が捧げられ、閉会式で星雲賞特別賞が贈られたほか、「知の旅人・小松左京のノンフィクションを語る」と題したパネルディスカッションが持たれた。パネリストは、瀬名秀明、森下一仁、巽孝之、林譲治、鹿野司、八代嘉美、乙部順子(イオ代表)の各氏。

 今後予定されているイベントとしては、9月17日に、SFファン交流会が、とり・みき、鹿野司両氏をゲストに招き、「追悼・小松左京」をテーマに9月例会を開催(午後2時〜5時、文京区勤労福祉会館にて。参加費500円)。

 9月19日には、なんば紅鶴にて、〈小松左京追悼トーク「巨星、宇宙に逝く」大阪編〉と題するLive Wire主催の追悼トークイベント第二弾が開かれる。出演は、堀晃、かんべむさし、山本弘、上田早夕里の各氏(司会・井田英登氏)。前売1500円(→http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=34451923

 10月8日の京都SFフェスティバル2011(京都大学SF研究会主催/於・京都教育文化センター)では、本会プログラムのひとつに、堀晃・かんべむさし両氏による対談「上方と小松SF 小松左京追悼にかえて」(大森望司会)が予定されている。

 河出書房新社や徳間書店でも追悼出版の企画が進んでおり(11月刊行予定)、小松左京という存在の大きさがいまさらながらに実感される。

(大森望)







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