電子コミック誌から単行本レーベルが誕生

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 昨年12月にアスキー・メディアワークスから創刊されたデジタルコミック誌「電撃コミック ジャパン」(iPhone、iPad、PCに対応)に連載されている10作品がなんと製本化、単行本として新コミックレーベル「電撃ジャパンコミックス」から9月15日に出版された。

 今回単行本化された10作品はそれぞれ、ホラー短編集から熱血技術モノ、抱腹絶倒の歴史モノ、グルメマンガなどバラエティに溢れており、必ず自分の好きなタイプのジャンルの作品が見つかるだろう。
 そうしたマンガの中でも、特にビジネスマン向きなのが、とある零細町工場を舞台に、仕事に傾ける情熱の大切さを一人の青年・月光トキオを通して描く『ロッカク』(1)だ。話題のビジネスコミック『シブすぎ技術に男泣き!』(中経出版/刊)の作者である見ル野栄司さんによる熱血ビジネスマンガで、町工場を描いた作品といえば先日直木賞を受賞した池井戸潤さんの『下町ロケット』(小学館/刊)などが思い浮かぶが、本作でも町工場で織り成される人間の成長や、ものづくりの原点を問うようなシーンが満載だ。

 また、話題のドラマのコミカライズ版も見逃せない。
 現在NHKの連続テレビ小説で放送中の『おひさま』のマンガ版(原作/岡田惠和、作画/マッサ留美子)も単行本化されている。信州・安曇野と松本を舞台に、戦争へ向かう昭和初期を明るい笑顔で人々を照らす須藤陽子の物語のほか、藤沢とおるさんや佐野タカシさんらによる「おひさま」コラボイラストも収録されている。

 「電撃コミック ジャパン」のオフィシャルウェブページでは、新刊情報のほか大賞賞金(総額)1200万円の「デジタルMANGA新人賞」の公募なども行われており、電子書籍と紙媒体双方から業界を盛り上げる意気込みを感じることができる。さらに、創刊ラインナップの中の1作品である『ハイスクールレイニー』が「朗読少女」とコラボレーションし、9月16日に配信される予定だ。なお、コラボ第2弾は9月30日にリリースされる『いかさま博覧亭』(10月15日に単行本が発売予定)。こちらも注目したい。
(新刊JP編集部)

▼「電撃ジャパンコミックス」創刊ラインナップ
『ロッカク』(1) 見ル野栄司
『連続テレビ小説 おひさま』(1) 原作:岡田惠和 作画:マッサ留美子
『THE3名様 新装開店編』 石原まこちん
『インソムニア』(1) 外薗昌也
『フキゲンシンデレラ』(1) 村山渉
『オオヤシマ〜遣独愚連艦隊航海記〜』(1) 松田未来
『ハイスクールレイニー』(1) 岩村月子
『お祭り料理人 さいたま夢一』(1) 原作:川中大海 作画:早野旬太郎
『少年ロケット』(1) 佐治晴斗
『戦国馬礼』(1) 原案:ガッツまさ 漫画:黒背骨実角



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