内野聖陽の話に苦笑する江口洋介

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 14日、WOWOWの人気ドラマシリーズ「パンドラ」の第3弾「パンドラIII 革命前夜」の制作発表記者会見が帝国ホテルで行われ、主演を務める江口洋介のほか、主要キャストの内野聖陽、上川隆也、小澤征悦、板谷由夏、福田麻由子、山本耕史、泉谷しげる、そして井上由美子(脚本)、河毛俊作監督ら豪華メンバーが勢ぞろいした。

 本作はWOWOW人気連続ドラマの第3弾。江口演じる脳科学者・鈴木が画期的な治療法を生み出したことから始まる人々の運命を描いた物語だ。本作で初めて車いすに乗る役に挑戦した江口は「朝現場に入って、撮影は1日中車いすで過ごしています。あまり動けないので芝居も大きなことができないですが、その分それがこの男の内面にどのようなハンディをもらたしているのだろうかと」と意欲的に内面からの役づくりを行っているという。現在も撮影の真っ最中で「全シーンがすごい芝居の連続で、熱い試合を毎日繰り広げて、毎日楽しみにやらせていただいています。このドラマの最後に日本の未来がどうなるのか楽しみにしていただきたいと思います」と言葉に力を込めた。

 そんな江口の様子を、今回初共演となる内野は「男っぽいさらりとした性格なので、気持ち良くやらせていただいています」と大絶賛。内野は鈴木が生み出した未認可の治療法により救われるも、人が変わりクーデターを計画する内閣官房長官・湯田を熱演。撮影現場では江口との共演を楽しんでいるといい「江口さんが役で黒ブチメガネをしているので、現場では江口さんと意識せずにインテリな鈴木教授としてやっています」と楽しそうにコメント。さらに「でも今回の江口さんの役は非常に嫌な奴で、シニカルでいやみばかりう言うやつなんですよ。わたしの役が彼の奥さんを略奪してしまう複雑な間柄なのでね」とちゃめっ気たっぷりに語り、江口と顔を見合わせて苦笑いしていた。

 そのほか事件を追う刑事・神林を演じた上川がまじめに役どころを説明すると、泉谷に「おまえ撮影前にキスシーン多くて『今回役得ですよ』って喜んでいたじゃん」と暴露されて、上川がしどろもどろになる場面も。そんなきさくな泉谷と共演シーンの多い福田は「現場でもいつもこんな泉谷さんワールドが広がっていて、最後までついていけるか不安です」と語るなど、和気あいあいとした撮影風景をうかがわせていた。

 本作は脚本家・井上由美子と河毛俊作監督がタッグを組んだドラマ「パンドラ」シリーズの第3弾。自殺防止の治療法という「パンドラの箱」を開けたことから、8人の登場人物が思いがけない運命に巻き込まれる姿を描く。(取材・文:中村好伸)

連続ドラマW「パンドラIII 革命前夜」は10月2日よりWOWOWにて毎週日曜22:00から放送(第1話無料放送、全8話)

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