笑いは日韓のしがらみを超えた! 韓国のテレビ番組が「お笑い日韓戦」を開催

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秋夕(チュソク)を迎え現在連休中(11日-13日)の韓国では、テレビ番組もファミリー向けの特別編成となっている。12日には、日本と韓国のお笑い芸人たちがガチンコバトルを繰り広げるという「コメディー日韓戦」が、KBS2にて放送された。

日韓のお笑い芸人が、一緒の舞台に立つことはとてもめずらしいこと。しかも、1人、2人が出演するのではなく、それぞれの国から7組が出演し、個人戦とチーム戦で戦うというスペシャルな企画だった。

そんな特別番組に出演した韓国の芸人は、人気お笑い番組『ギャグコンサート』のメンバーを中心とした、キム・ビョンマン、パク・ソンホ、ファン・ヒョンヒ、リューダン、イ・スンユン、イ・サンミン、イ・サンホ、キム・ジュンヒョン。対する日本からは、ワッキー、アホマイルド、COWCOW(カウカウ)、増谷キートン、コンマ二センチ、浅本美加が出演した。

結果はというと、接戦をみせたが最後に韓国が勝利を収め、4勝3敗で韓国の勝利となった。気になるのは日本人芸人たちのギャグ。韓国人の人びとにウケたのだろうか? 韓国メディアによると「日本の芸人の中には通訳を介さず韓国語で芸をしたり歌を歌ったりするなど、熱意を見せる芸人もいた。彼らは、韓国と笑いのつぼが違っても最善を尽くし、会場に訪れた観客たちに笑いを届けた」となかなか好印象だったようだ。

実際、ネット上には「めっちゃ笑った。日本のギャグが新鮮」「文化の違いを感じられた。もっと交流が盛んになればいいのに!」「ちょっとした壁を越えれば、日韓はいつでも共感できるという教訓を与えてくれた」「日韓のコメディ交流はよかった」「変わった番組だった」「韓国が勝利するのはちょっと予定調和な感じ。でも、両国とも面白かった」などのコメントが書き込まれており、ネットユーザーたちの反応も上々だ。

韓国が勝利したお笑い日韓戦だが、勝敗を超えて日韓の良い交流番組となったようだ。次回は是非、日本で開催してほしいものだ。

参照:「コメディー日韓戦」画期的な企画、両国コメディー交流の場になった - NEWSEN
参照:ピザ・チキンが祭壇に、ネチズン賛否議論「伝統無視VS気持ちが重要」 - 韓国経済

(文:林由美)

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