ポジティブな気分を生み出すための4つの方法

写真拡大

 日々の生活がなんとなく物足りない、毎日同じことをやっているように思う、これでいいのか分からなくなってきた……長い間同じことばかりしていると、そんな風に思えてくることがあります。さらに、自分の生活に対してネガティブな感情が芽生え、自分自身を変えたいのに、変えられないというジレンマに悩まされることもあるでしょう。

 「自分は幸せだ」と思えるほど、よい結果を生む。ハーバード大学で教鞭をふるうショーン・エイカー氏は『幸福優位7つの法則』(高橋由紀子/訳、徳間書店/刊)で、心理学の研究から人間が毎日の中で幸せを感じられるようになるための方法を解き明かします。

 エイカー氏は、人間の脳はポジティブな気分のときに最もよく働くようにできていることが証明されているといいます。そのポジティブな気分を生み出すためには、日々の生活に生じる一瞬の幸福感を作り出さなければいけません。そこで、エイカー氏が提唱する「幸福のエクササイズ」から、日々の生活の中でポジティブな気分になれる方法を4つ、ご紹介します。

■「何かを楽しみにする」
 週末が近づく金曜日になると、心がワクワクして仕事もはかどることはないでしょうか。とある研究によると、お気に入りの映画を見ることを想像しただけで、脳内のエンドルフィンのレベルが27%も上がるというデータがあるそうです。想像するのは、一ヶ月先の旅行でも良いでしょう。気持ちが晴れないときは、先の予定を考えて、楽しみを期待することでポジティブな気分になることができます。

■「意識して人に親切にする」
 心理学者のリュボミルスキー氏によれば、1日に5つ、何か親切な行為を行うように指示された人たちは、それをしなかった人たちと比べて、はるかに幸福度が上がることが分かったそうです。しかもそれは持続性もあるため、一週間のうちに1日選び、その日に5つの親切を実行してみてください。ただし、それは意識して親切をすることが大切です。

■「お金を使う(ただし、モノを買うのではない)」
 「幸せはお金で買えない」というのは常識ですが、実は買うことができるとエイカー氏は言います。ただし、それはモノではなく、何かをするためにお金を使うことが条件です。
 重要なのは経験に使うこと。他の人と共有する経験にお金を使った場合、価値あるポジティブが長続きするといいます。例えばコンサートや知人と飲み会などが代表的です。また、他人のためにお金を使うことも、その人の幸福度を高めることにつながるそうです。

■「固有の強みを発揮する」
 誰しも自分の得意なものがあるはず。どんなことでも自分の得意な分野のスキルを使うときに、幸福感が湧き出るものです。エイカー氏は「幸福の特効薬がほしいというときには、しばらく遠ざかっていた得意な分野に立ち戻ってみるといい」と言います。

 本書ではタイトル通り“7つの法則”を通して、ポジティブな気分を生み出し、人生が豊かになるための方法を、前向きな言葉を使いながら、読者に伝授します。
 ネガティブな言葉を言われるよりも、ポジティブな言葉を投げかけられたほうがやる気は増すはずですし、自分が「いい調子だぞ」と思えてくると、何でも出来るような気になるでしょう(もちろん調子に乗りすぎてはいけませんが…)。

 自分はどうしたらいいのか分からない、なかなか調子が上がらないといった人は、悩むだけでは何も前進することはできません。しかし、もし何かを変えたいときに何もすることがなかったらエイカー氏の「幸福のエクササイズ」を実践してみてはいかがでしょう。
(新刊JP編集部/金井元貴)



【関連記事】 元記事はこちら
成功する人が“前向き過ぎる”理由
どうしても仕事が嫌になったときの思考法
職場に馴染めないときのポジティブ思考術
なりたい自分に近づく方法