書店のビジネス書コーナーに行くと、成功するためのノウハウ本が必ず目に入ってくるでしょう。また、インターネットで検索すれば関連するウェブサイトはたくさんヒットしますし、セミナーも数多く開催されています。
  成功するための知識を身に付けても必ず成功が保証されるわけではありませんが、成功者たちの経験を聞くことは、人生において無駄にはならないでしょう。

 “バードマン”と呼ばれるプロスケートボーダーのトニー・ホーク氏が執筆した“How Did I Get Here? : The Ascent of an Unlikely CEO(邦題:成功への道のり〜 前代未聞のCEO が登って来た道〜)”有料Podcast番組「エグゼクティブ・ブックサマリー」にて邦訳要約版を配信中)は、初めてボードに乗ったときから、CEOに就任するまでをつづった疾走感あふれる自伝です。

 では、ホーク氏はどうやって成功を収めてきたのでしょうか。
 彼には家族という強力な支持者がいました。両親は決して裕福ではないながらも彼がチャンスをつかめるようにサポートしましたし、兄弟もまたキャリアを後押しし、ホーク氏の起業家チームに参加もしました。そしてホーク氏自身は、新しい分野でプロになりたいと夢を持つ人にこんなアドバイスをします。

●自分の情熱に従う
 反対する人の言葉に耳を貸してはいけません。社会に反抗するようなことをしてはいけませんが、権威ある人に自分の未来を決めさせないようにしましょう。
●技を磨く
 技を磨くために、努力と時間をつぎ込んで下さい。「異常にこだわる人」と思われることにプライドを持つのです。
●今の自分より1つ上を目指す
 ある分野で熟練者になったら、次は発案者になりましょう。周囲が驚き、真似しようとするものを作るのです。ここで満足してはいけません。満足すると成長は止まります。
●謙虚さを忘れない
 自分がいる分野の優れた人に敬意を払いましょう。また、あなたの技を学んでいる新しい世代の人の話を聞くことも大事です。
●やり通す
 常に、自分の情熱を鍛えるのです。

 ほかに「教える」「寄付をする」「ビジネス取引では常に両サイドの話を聞く」を含めた8つのアドバイスを、ホーク氏は読者に伝えます。実はこれらはビジネスを行う上で、そして何かのプロになる上で基本中の基本ともいえるものです。
 たゆまぬ鍛錬と努力、貪欲な向上心、そして周囲の支えが成功を生むのです。

 ホーク氏はいまだにスケートボードを抱えて飛行機のファーストクラスに乗り込み、他の乗客に嫌そうに顔をしかめられてしまうそうです。しかし、これは気取らない彼の性格をよくあらわすものでしょうし、彼の情熱は尽きることはないでしょう。
 今現在、目標に向かって努力している人たちにとって、ホーク氏のアドバイスは背中を押してくれるものなのではないでしょうか。
(新刊JP編集部/金井元貴)



【関連記事】 元記事はこちら
「言い訳をしない人」が成功する理由
三日坊主にならないための3つのコツ
マフィアが教える成功法則
成功する人が“前向き過ぎる”理由