アジアの強豪・北朝鮮と引き分け、他チームの結果を受けてオリンピック出場を決めた、なでしこジャパン。守備にまわる時間が多いなか、MF澤を中心によくまとまり、確実に勝ち点1を獲得しました。過去、「5勝2分け10敗」と相性の悪い北朝鮮との試合でしたが、90分間を通して堂々と渡り合ったといえる内容でした。

 「5勝2分け10敗」などといった過去のデータは、今のなでしこジャパンには必要ないのかもしれません。W杯で対戦した強豪・アメリカとは「0勝21敗3分」でしたが、試合前に「勝てる気がする」と話す選手がほとんどで、過去の結果にはとらわれていませんでした。

 1996年から日本女子サッカーリーグのオフィシャルカメラマンとなり、長く女子サッカーを追いかけている早草紀子氏。なでしこジャパンの強さの一つに「語る言葉」があると、書籍『なでしこの教え』のなかで分析しています。W杯優勝後の声を紹介しています。


 「夢は見るものではなく、叶えるもの」(MF澤)
 「ラスト1分で1点差で勝っているイメージがある」(MF宮間)
 ※W杯ドイツ戦の前
 「苦しかったけど、出られない人からの励ましがあって"自分の引き出しを増やすんだ"とふっ切れた」(FW大野)
 「復興に立ち上がる人たちを見て力になったし、その力で勝ち取れた優勝」(FW丸山)
 「優勝できたけど、私にとってはゴールじゃない。いろいろなことを試せた通過点」(DF熊谷)
 
 スポーツ選手は話すのが上手くないと言われがちですが、なでしこたちの言葉には、力があり、情があり、深みがあり、慈しみがあり、感謝があります。サッカーだけでなく、日常の一コマとして寄り添える言葉も多いと早草氏は言います。快進撃の続くなでしこジャパンですが、彼女たちから発せられるポジティブな"言葉"にも、注目してみてはいかがでしょう。




『オリンピック出場を決めたなでしこ、強さの秘密は「言葉」にある』
 著者:
 出版社:武田ランダムハウスジャパン
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