伊坂幸太郎は仙台、阿部和重は山形、万城目学は京都、奈良、大阪...。作家によっては、ゆかりの土地を舞台とする小説を描く人も多いもの。映画『探偵はBARにいる』の原作者、東直己は札幌です。

 札幌ススキノに住む探偵「俺」が主人公の「ススキノ探偵」シリーズもそのひとつ。原作本の『バーにかかってきた電話』は、いつものバーで飲んでいた「俺」に電話がかかるところから始まります。相手は知らない女で、依頼内容は「ある人物に伝言を届け、その時の様子を知らせる」こと。「俺」は奇妙な依頼だと思いつつも、任務を果たしますが、帰り道で何者かに殺されそうになります。そして、依頼人と同じ名の女が殺されていることを知って...。

 映画版で主人公を演じるのは、大泉洋。人気が全国区になったいまでも、やはり「北海道」を感じさせる俳優で、この役にはぴったりのキャスティング。探偵の相棒には松田龍平。ほかに、小雪などの女優陣が映画に色を添えています。

 雪道をものすごいスピードで運転したり、スノーモービルでジャンプをしたり、雪の北海道でのアクションシーンも見どころです。アクション監督が撮影後、「スタントマンをほとんど立てずに申し訳なかった」と反省の弁を口にするほどで、殺陣にも果敢に挑戦した"探偵と相棒"。もしかすると続編も?とファンならずとも期待の声が上がるかもしれません。

 「ススキノ探偵」シリーズは全部で11作品。今回映画化されたのは、著者のデビュー作『探偵はバーにいる』ではなく、二作目の『バーにかかってきた電話』のほうであることを念のためにつけ加えておきましょう。

 映画『探偵はBARにいる』は9月10日より、丸の内TOEI、新宿バルト9ほかにて、全国公開されます。



『「探偵×ススキノ×大泉洋」のハードボイルド映画公開間近』
 著者:
 出版社:早川書房
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