110908NEWSene01.jpg今回のテーマは、最近話題になっている「電力の自由化」について。みなさんの電気料金にも大きく関わってくるテーマなので、ぜひこの機会に知っておくといいかもしれません。

みなさんが今使っている電気は、各地域の決まった電力会社から購入し使用しているため、電力会社を選ぶことはできません。当然、支払っている光熱費の価格が適切かどうかを判断して選ぶこともできないため、税金のように当たり前に、払っていることでしょう。

しかしながら欧米では、一般家庭が使用する電気をどこから購入するか、自由に選択することができます。これを「電力の自由化」と言います。

日本でも、実際にオフィスや工場、スーパーなどある程度たくさんの電気を使用するところでは、すでに電力会社を選べるようになっていますが、一般家庭ではまだ選べません。
では、欧米のように一般家庭でも「電力の自由化」が進めば、私たちの暮らしはどうなるでしょうか?

大きく3つ挙げたいと思います。

(1)電気代が下がり色々なサービスが生まれる
諸外国に比べ、実は極端に高い日本の電気料金。しかし、「電力の自由化」によって、電力会社間の競争が生まれ、一般的には電気料金が下がると言われています。また、先行して自由化した通信業界のように、さまざまなサービスも誕生し、利用することもできるようになるでしょう。地球にやさしい自然エネルギーで生まれたクリーンな電力を購入することもできるようになると思います。

(2)電力会社の過剰な発電設備への投資が減る
目に見えないところでは、原子力発電を中心とした、過剰な発電設備への投資が少なくなります。震災以降、使われていない原子力発電や火力発電所が、余っていたことが明らかになってきていますね。投資効率を考えずに、国のお金で発電所を建設してきた割には、十分に働いていなかったという現状も、「電力の自由化」によって民間企業の競争原理で、今までのような非効率な投資がなくなるはずです。

(3)電力供給が不安定になる可能性 (デメリット)
現在の日本の電力供給システムは、世界一と言われるほど安定しており、停電もほとんどおきません。ですが、一方で自由化によって競争原理が働くと、電力各社が採算重視となり、安定供給や電力の管理がおろそかになる可能性が出てくると思われます。また、会社の倒産などのリスクもデメリットと言えるでしょう。

電力の自由化は複雑で色々な問題はありますが、震災以降、東電の解体の議論と併せて自由化の議論は一気に進んでいます。皆さんも電力会社がどうなるのか?
ぜひ、今後の動きに注目してみてください。

次回は、「家電製品に応じた節電方法の実践編」をご紹介します。

穴田 輔(自然エネルギー推進協会 理事).................................................................................................anadaphoto01.jpg2009年アジア放浪の旅から帰国後、前職の同僚に声をかけられ、短期アルバイトで太陽光発電の仕事に関わる。高校時代やりたかった環境事業に足を突っ込んだ事で、これぞ天職!と思い立ち同業界に本格的に参画。商社、コンサル会社の営業・人事という異色の肩書を経て、昨年8月(社)自然エネルギー推進協会を立ち上げ、現在は自然エネルギー商材販売から、大手住宅設備メーカー・ビルダー・住宅団体向けに、研修・講座講師や業界紙の執筆まで多岐にわたり活動中。http://www.taiyoko.net/

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