韓流グッズでにぎわう街(イメージ)

写真拡大

 「聯合ニュース」が伝えるところによると、韓国の音楽K-POPは日本のみならず中国や東南アジア、はてはエジプトやブラジルでも人気だという。雑誌「COURRiER Japon」(2011年10月号)では、次代のK-POPスターを夢見て「コリアン・ドリーム」を追う中国人の若者にスポットを当てている。この記事からは、K-POPグローバル化のために外国人を用いる芸能事務所の思惑を垣間見ることができる。

 「COURRiER Japon」の記事「"コリアン・ドリーム"を目指して韓国に渡る中国人の若者たち」によると、韓国ではいま、中国人やアメリカ人を含む多国籍のアイドルグループが増えている。アイドルグループ「少女時代」や「東方神起」が所属する韓国のSMエンターテインメントは、数年前からタイ、マレーシア、カナダなどでオーディションを実施しているという。世界中で新しいK-POPファンを獲得するためだ。中国人のメンバーがいる「Super Junior-M」を作ったことや、「f(x)」に外国人メンバーを迎え入れたのもそのためだという。

 「中央日報」などが報じるところによると、SMエンターテインメントの創業者イ・スマン氏には、「韓流3段階発展論」という独自理論がある。

「第一段階は韓流の商品をそのまま輸出すること。第二段階は現地企業や現地の外国人との合作で市場を拡大すること。三段階目は現地の事務所と合弁会社を作り、付加価値を生み出すことだ」

イ氏は、この商業モデルを世界中で推し進めるという。

 だが、韓国内では芸能事務所による海外でのスカウト活動を批判する声も少なくないという。性急に「輸入アイドル」を育てることはリスクが伴うというのだ。同誌では、大衆文化評論家イ・ムンウォン氏の言葉を紹介している。

「各国の大衆文化を理解した上で、外国人の文化に合わせたシステムを構築することが優先です。まだ数年はかかるのではないでしょうか」

 「韓流」戦略は、一体どこまで世界に通用するのだろうか。

◇関連サイト
クーリエ・ジャポン - 公式サイト
http://courrier.jp/

(中村真里江)