菅直人前首相が3月に発生した福島原発事故当時、東京を含む首都圏が壊滅するかもしれないという危機感を持ったと回顧した。菅前首相は5日、東京新聞のインタビューを受け、当時の状況を語った。韓国メディアはこの発言に注目し、相次いで報じた。  韓国メディアは、「原発事故は人災、東京壊滅の危機」「首都圏が崩壊する危機感」「原発事故後に東電が撤退していたら、東京が廃虚に」などと題して、菅前首相の今回の発言を伝えた。

 菅前首相は、福島第1原子力発電所の事故は、シミュレーションが正常に動作していない「人災」だったと明らかにし、事故当時、東京が壊滅するかもしれないという危機感を持ったと回顧した。

 菅前首相は同紙とのインタビューで、事故から4日後の3月15日に東電本店に乗り込んだ理由を説明。事故当時、東電が第一原発から撤退の意向を示していたと明らかにし、「撤退したら今ごろ、東京に人っ子一人いなくなっていたかもしれない。まさに日本が国家として成り立つかどうかの瀬戸際だった。(旧ソ連)チェルノブイリ事故の何倍、何十倍の放射性物質が出ていたかもしれない」と、強い危機感を持ったための行動であったことを告白した。

 福島原発事故の体験から菅前首相は、「日本の技術なら大丈夫」との考えが変化。そして7月の「脱原発依存」宣言につながったと紹介されている。(編集担当:李信恵・山口幸治)