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3日間にわたる国際規模のアートイベント、「TOKYO PHOTO 2011」が今年も開催される。国内外有数のギャラリーが一同に会し、写真作品の展示・販売を行うこのイベント。こんなにも多くの写真家の作品がまとめて見られる機会はそうそうない。数多くのギャラリーが参加する中、注目したいのがサンフランシスコのギャラリー「RATIO3」に所属するアーティスト、ライアン・マッギンリーだ。25歳という若さでホイットニー・ミュージアムで個展を開いたその実力は、作品を見れば分かるはず。このTOKYO PHOTO 2011は、おそらく日本で初めて彼の作品をまとめて見る機会となる。

(左)©Ryan McGinley Butterfly, 2010 Gelatin silver print 40 x 27 inches Image courtesy of Ratio 3, San Francisco

今回は作品販売以外に、二つの特別企画展も同時開催される。英国国立近代美術館テート・モダンのキュレーター、サイモン・ベーカー氏のキュレーションによる、イギリス人写真家クリス・ショウの「Life as a Night Porter:Chris Shaw」展も必見だ。写真家としての活動とともに、ロンドンのホテルの夜警として働き、10年間にわたって社会の裏側を撮りためたドキュメンタリー作品は、ロンドンという街のもつリアリティをまざまざと映し出している。


(左)©Chis Shaw Deborah at the Tufnell Park Hilton from the series Life as a night porter 1995 – 2005 (中央)©Chis Shaw Locked out from the series Life as a night porter 1995 – 2005 (右)©Chis Shaw Sleepwalker from the series Life as a night porter 1995 – 2005

今回はプレ・コレクションとして、特別に日本での公開となる。さらに、東日本大震災をうけ、フランス大使館による被災地復興チャリティー写真展「France-Japon:ensemble pour demain 〜日本とフランス、共に明日に向かって〜」に、日本からは篠山紀信、田原桂一、川内倫子が参加する。日本と世界を繋ぐアジア最大規模の写真の見本市「TOKYO PHOTO 2011」。東京、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン、アムステルダムの最先端シーンがここに集結する。800点近くの作品の中から、お気に入りの一枚を見つけに足を運んでみてはいかが。


TOKYO PHOTO 2011
日時:9月23日(金・祝)〜25日(日) 11:00〜20:00(25日のみ18:00まで)
会場:東京ミッドタウンホール
入場料:当日券1,300円(前売り券1,000円)

英国王立現代美術館テート・モダン 
フランス大使館 

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