イタリアサッカー選手協会(AIC)が、1年前に満了した労働協定の改定について、暫定的に署名することで合意する方向に向かっている。AICは暫定協定に署名するというレーガ・カルチョの提案を受け取っており、正式に承認する上で専門家による最終決定を待っている段階だ。

労働協定に関するレーガ・カルチョとAICの争いは、前回協定が満了した2010年夏から続いていた。だがこれで、すべてが落ち着くようだ。5日にはようやく署名が実現すると見られている。

専門家たちは「多少の法的修正があるだろう」と話しているが、AICは労働協定への署名が実現すれば、来週末のリーグ戦開催を妨げる要素はなくなるとしている。もはや疑いない。9日のミラン対ラツィオ戦から、セリエAはスタートすることになるだろう。

AICのダミアーノ・トンマージ会長は、「今日、1日のレーガ会議での決定を受け取った。専門家たちが動いているところだ。まずまず楽観しているよ」と話している。一方、ジャンカルロ・アベーテ会長らがトンマージ会長らと再び話し合ったイタリアサッカー連盟(FIGC)も、「これで労働協定にAICが署名するための条件がそろった。もちろん、我々としては、リーグ戦は来週末に始まらなければいけない」と明かした。