『ICO』と『ワンダと巨像』HD版を先行体験 上田文人 「1度作った作品に手を加えたくない」

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9月3日、品川のSCEIで『ICO』と『ワンダと巨像』のプレミアムイベントが行われた。プレミアムイベントには報道陣のほか、抽選で選ばれたブロガーも招待者として参加。本イベントは、『ICO』と『ワンダと巨像』のHDリマスター版を披露するイベント。どちらも9月22日にプレイステーション3で発売が決定されており、発売目前となっている。本日はプレミアムイベントということでクリエイターである上田文人氏と外山圭一郎氏が出席しトークセッションが行われた。ガジェット通信もイベントに呼ばれてきたのでその模様をお届けしたいと思う。


●『ICO』と『ワンダと巨像』とは?
『ICO』といえば2001年にプレイステーション2用とタイトルとして発売された作品。独特の世界観と閉鎖された空間が話題となり口コミでゲーマーを虜にしたゲーム。無駄なゲームステイタス(体力ゲージなど)が無いのも特徴で、少女ヨルダと一緒に霧の城から脱出を試みるのが目的だ。

『ワンダと巨像』は開発ネーム「NICO(仮)」とも呼ばれており、プロモーションムービーの段階では実際に『ICO』のフォントで『NICO』と表記されていた。しかしその後タイトルが改められ、正式に『ワンダと巨像』となる。こちらは閉鎖的な前作と異なり、広大な世界を相方であるアグロ(馬)と探索し巨像を倒していくゲーム。巨像はマップに散っており剣の光にて居場所を見つける。基本的にボス戦のみというゲームだが、その単調さが良いと好評を得たゲーム。


●トークセッション「1度作った作品に手を加えたくない」
記者 『ICO』や『ワンダと巨像』の続編に当たる物がリリースされませんが、一度作った作品に手を加えたくないという考えがあるのでしょうか。
上田文人 2005年にリリースタイトルでして、「当時作った作品は完成してなかったの?」って言われますし最優先事項が『人喰いの大鷲トリコ』でして、あまりそちら(続編タイトル)に時間をかけれないですね。

記者 ファンの方を前にして話をするのは始めてだと思うのですが、どうでしたか?
上田文人 最初は本当に来てくれるのかと思いましたが、できるだけ長く愛されるタイトルにしたいですね。

記者 忠実な移植と言うことで解像度があがり、できるようになった表現っていうのはありますか?
上田文人 できるようになったというのは無いんですが、元々プレイステーション2で作ってたので画面に表示できない情報量を詰め込んでたんですね。そのときはそんなことやって無駄なんじゃないかって思ってましたけど、今回HD版としてリリースすることによってきちんとそのへんまでCGにできるようになった。

記者 当時『ICO』や『ワンダと巨像』が発売されましたが、今回HDリマスターとなったことよって「これ表現として違うんじゃない?」って悩んだことってありますか。
上田文人 表現自体は無かったですね。ただ解像度が上がったことによって、きちんと表現されていなかったことがばれてしまって、それを直さないといけない箇所がいくつかありました。

外山圭一郎 3Dはまったく新しい試みだよね。
上田文人 3Dはこれもいろいろチャレンジしたんですけど、特に『ワンダと巨像』は3Dに適したタイトルです。是非ソニーのヘッドマウントディスプレイで遊んでみてください(笑)。

以上のように今回のHDリマスター版は一度遊んだ方でも、再度楽しめるようになっているぞ。『ICO』は10年前、ワンダと巨像は6年前のタイトルで既に記憶もかすかしか残っていない人も多いだろう。丁度遊び直すには良いタイミングではないだろうか。


●『Great Scene Sharing』キャンペーンでプレミアムグッズゲット
8月15日から10月31日まで『Great Scene Sharing』キャンペーンが開催され、スペシャルサイトに2作品の好きなシーンをTwitter、Facebook、mixiでシェアするとプレミアムグッズが貰えるぞ。A賞がプレミアムポストカードアルバム(40名)、B賞がオリジナルカードUSBメモリ(260名)となっている。


●実際に体験
会場には原画が展示されておりこの日のみ特別に公開されていた。原画を間近で見るチャンスは無いのでファンは食いつくように見ていたぞ。
また試遊機も用意されており、実際に『ICO』と『ワンダと巨像』のHDリマスター版を遊ぶことができたぞ。夢中になって遊んでいたら最後に残っていたのはガジェット通信だったという。
この日は外山圭一郎氏が手がけるPS Vita用ゲーム『GRAVITY DAZE』の映像も公開された。こちらも期待される作品だ。

そんな『ICO』と『ワンダと巨像』のHDリマスターは9月22日発売に3980円で発売する。

ICO ワンダと巨像 Limited Box

Great Scene Sharing 特設サイト


(C)2001-2011 Sony Computer Entertainment inc.
(C)2005-2011 Sony Computer Entertainment inc.

※この記事は、ガジェ通ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。