2日、ベネチア国際映画祭で初上映された台湾映画「セデックバレ」に各国メディアから不評の声が多くあがっている。写真は同映画祭に出席する出演者ら。

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2011年9月2日、ベネチア国際映画祭で初上映された台湾映画「セデックバレ(賽徳克・巴莱)」に各国メディアから不評の声が多くあがっている。醒報が伝えた。

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1930年に台湾で発生した原住民による抗日事件「霧社事件」を描いた話題作。1日(現地時間)、ベネチア国際映画祭で初上映された。

香港のニュースサイト・鳳凰網は、ビビアン・スーらメインキャストの演技に称賛を送ったものの、「殺りく場面が多すぎて、日本人を過度に敵視している」と残虐性を指摘。「民族主義への偏りが、平凡な作品にしている」と酷評している。

イタリアの映画サイト「my movie」は、歴史を再現した監督の勇敢さを称えつつも、「特殊効果の多用が作品テーマをぶれさせている」と批評。「Cine blog」も残虐な戦闘シーンの多さを「疲れる」と記している。

その他のメディアも、戦いのシーンの残虐さと長さを指摘する声が多く、そのため霧社事件を率いたモーナ・ルダオについても「英雄か否か、判断をつけかねる」という声があがっている。

地元台湾では、残酷な歴史を正面から描いたリアルな作品として、上映前にもかかわらずメディアが大絶賛。映画「レッドクリフ」などで知られ、「セデックバレ」ではプロデューサーに名を列ねるジョン・ウー(呉宇森)監督も、同作に99.5点の高得点をつけている。(翻訳・編集/Mathilda)

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