フジテレビが2日、ネット上を中心に行われている韓流偏向放送疑惑に関連して、同社は「皆様へ」と題する文章を公式サイトに掲載した。この問題では、8月7日と21日の2度にわたって、フジテレビ本社のある東京・お台場でデモが行われ、21日には数千人が参加した。

 同社は「最近フジテレビに寄せられたご質問、ご意見について、正しい情報、状況をご理解いただくために、以下ご説明させていただきます」として、かねてから問題視されている「フジ・メディア・ホールディングスの外国人持ち株比率について」「編成方針および番組制作について」「スポーツ中継の表彰式の放送について」「FIFA主催のサッカー中継における表記について」の4項目について回答した。

 まず、外国人持ち株比率については、放送法により、外国人株主の議決権比率が20%未満であることが定められているが、この制限は、議決権保有が確定していない「株式保有者の比率制限」ではなく、「議決権を有する株主の比率制限」であると解説。同社の「議決権を有する外国人株主比率」は法律に則り、常に20%未満で抑えられているため、「放送法違反」に該当することはないと述べた。

 また、韓流ドラマやK−POPの編成については、総合的かつ客観的に判断し決定していると答えた。グループ会社の楽曲かどうかではなく、番組やイベント内容に適した作品を使用し、番組編成、制作方針同様、制作の自主性を重んじ、より良い番組作りのために効果的な楽曲を使用するという基本方針と説明。

 スポーツ中継の日本の国旗掲揚や君が代斉唱のシーンが意図的にカットされているのではないかとの指摘には、放送時間および番組構成上の理由であり、それ以上の意図はないと説明した。

 FIFA主催のサッカー中継における「韓日戦」表記では、基本的にホーム&アウェイの関係から開催国(ホーム)を前に、対戦相手国(アウェイ)を後に表記していると答えた。

 これに対して、大手掲示板2ちゃんねるを中心としたネット上では、フジテレビの説明に納得できないとして、それぞれの説明に対する反論や批判の声が多数寄せられている。

 「下手な言い訳は燃料にしかならない」といった声や「冒頭の『皆様へ』は『視聴者の皆様』ではなく、『スポンサーの皆様』に向けたものでは」といった指摘が見られる。また「韓日戦」表記については「米日戦や英日戦などは見たことがない」といった反論も見られる。

 しかし、その一方で「フジテレビが韓流を推してなにが悪いのか分からない」とフジテレビを擁護する声もあった。

 スポンサーへの不買運動や大規模デモが呼びかけられる事態にまで発展した今、批判の声を鎮めることはまだまだ難しいようだ。(編集担当:李信恵・山口幸治)