【ガジェモニ】書籍『「規制」を変えれば電気も足りる』読者レビュー



ガジェット通信の製品モニター募集『「規制」を変えれば電気も足りる』にたくさんのご応募をいただきました。当選された方々から届いたレビューをご紹介いたします。今回は3人の方のレビューを採用させていただきました。

【募集終了しました】書籍『「規制」を変えれば電気も足りる』のレビューをしてくださる方募集【ガジェモニプレゼント】
http://getnews.jp/archives/131607

今回は株式会社 小学館様から書籍『「規制」を変えれば電気も足りる』をご提供いただきました。
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●sunaさんのレビュー

久しぶりに一気に読んでしまった本です。時間も2時間ぐらいで、楽しく読めましたね。

感想としては、「とにかくわかりやすくて楽しい」の一言につきます。

法律とか規制とか非常に難解な内容を、具体例をあげて説明してあり、その意図や作られた歴史なども交えて、書かれているのでとてもわかりやすかったです。

一例をあげれば、なぜ日本製のビールが日本で買うよりアメリカで買うほうが安いのか? という疑問から始まり、酒税法の存在とその歴史的背景の説明があり、最後になぜ密造を日本国が許さないのかということをわかりやすく説明してくれています。

これを読んでいくと、日本がいかに官僚機構によってがんじがらめに縛られているのかよくわかります。

著者がもともと通産省にいただけあって、法律や省令を作る裏側をかいま見れて、なぜ日本が官僚主導の国家として存在し得るのかという、長年の疑問が氷解したような気がしました。

なぜこんなに変な規制が多いのか? ということに疑問がある人だけでなく、法律って難しそう、と思っている人にもおすすめできる本だと思います。


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●佐藤マメシバさんのレビュー
本書は『「規制」を変えれば電気も足りる』というタイトルではあるが、実際の内容はサブタイトルにもあるように、身近に潜む「バカなルール」の事例を挙げ、それについて解説していくという流れになっている。

言葉も平易であり、分かり辛い点は本書内で解説されているので、政治・経済の本をあまり読んだことがない方でも読み進めやすいと思う。

本書にて「日本の電気料金はアメリカの2倍程度である」という事が述べられており、2011年8月3日に成立した「東電救済法」こと「原子力損害賠償支援機構法」について再度考えてしまった。

この法律によって、民間での電気事業への参入はより厳しくなってしまったと私は考えている。それどころか、身近なレベルでは電気料金の値上げにより私たちが不利益を被ってしまうかもしれない。また新しく作られてしまった「バカなルール」によって。

先に起こった東日本大震災を機に、政府への不信感を抱いた方もきっと多いのではないだろうか。それをただ疑問で終わらせるのではなく、事実として認知するためのきっかけとして読んでみるのはいかがだろう。

こういったことを少しでも多くの人が考えるようになることで、日本の歪み(ゆがみ)が少しでも是正される流れになることを願ってやまない。

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●天野恵斗さんのレビュー

「おバカ規制」をなくせば日本は豊かで風通しのよい国になる、とこの本の著者は力説する。

規制には「法律・政令・省令・通達・条例といった官僚自ら作成・運用するもの」と「免許や登録・許可といった制度を通して業界を監督するもの」のふたつがあるが、これに官僚の前例主義と縦割り行政が合わさると最悪の化学変化を起こす。

それが聞いた者すべてが首をかしげずにはいられない「おバカ規制」である。

本書では、世にはびこる数々の「おバカ規制」を紹介し、その規制の根拠となる法律がいかに現代から乖離(かいり)しているか、「おバカ規制」がいかに市民生活を影で圧迫しているかを詳細に報告する。

読んで意外に思ったのが、事故を予防する目的や労働者の環境改善を意図した規制が少なくなかったことだ。

規制というと官僚や既存の業界団体の利益確保のためと思い込んでいた。しかし、そのような善意の規制も作る側の官僚が業界の実情に疎いために、かえって現場を混乱に陥れる結果に終わっている。最近の例では派遣社員の「お茶くみ禁止通達」がその例だろう。まったく、ひどいオチだ。

このように、規制を運用する官僚の思考は世間一般の常識からずれている。明治時代の法令を変えようとはしない、先例にないことを認めようとしない、原則不許可における例外を認めない等、本当に国民のために存在しているのか疑問に感じてしまう。

では、「おバカ規制」をなくすには何をすべきか?

それにはまず、この本を読んで「おバカ規制」の内実を知ること。そして有権者である私たちが行動をを起こすことが必要だろう。何しろ官僚たちの自浄がまったく期待できないことは、この本を読めば明白ですから。

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レビューをしていただいたみなさま、ありがとうございました。


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●提供・ご協力
今回のモニター製品のご提供は「株式会社 小学館様」です。