小説を通して診断する自分の恋愛力

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 もし「恋愛検定」という検定試験があったならば、自分は何級を受験することになるか想像つくだろうか。
 『恋愛検定』(桂望実/著、祥伝社/刊)は、6人の男女の前に「恋愛の神様」が現れ、「恋愛検定」の受検を命じ、それぞれが「恋愛検定」に挑むという連作短編恋愛小説だ。

 「男たちは皆、私を狙っていて、それぞれがライバル意識をもっている。私は、彼らが険悪にならないよう、平等に接してあげる。」
 男性たちに囲まれ、いつも自信満々の辻恵理子。そんな折、目の前に現れた「恋愛の神様」の突然のテストによって、恋愛検定四級の受検を命じられる。
 「どうしてですか?」
 四級は恋愛検定の最下級だ。私にはマイスターを狙える力がある。腑に落ちない恵理子は、神様に向かって声を上げる。「狙った男は、必ず落として見せますよ。ターゲットは誰です?」
 ところが、神様からの返答は「ターゲットを見つけるところから、検定だから」というものだった。

 さっそく恵理子は、取引先の広告代理店に勤める小倉司にターゲットを定める。二つ下でまぁまぁのイケメンだ。声をかけ、夜の食事に誘うことに成功し、意気揚々とする恵理子に神様がまた声をかける「エッチしたか、しなかったかも、査定外だから」。
 査定するのは恋愛力だ、と神様は言う。「恋する気持ち、愛する気持ちを、どう表現し、コントロールするかってことよ」。

 恵理子がどうして最下級である四級を受検しなければならなかったのか。
 異性を好きになるとは何か、異性に好きになってもらうとはどういうことなのか。「四級」の章では恵理子の恋愛模様を通して、学ぶことができるのだ。
 『恋愛検定』は「四級」「三級」「二級」「準一級」「一級」「マイスター」の全6章から成り、それぞれのシチュエーションの中で、恋模様が展開される。読んでいくうちに今の自分に合った章が出てくるだろうし、少し上級の恋がどのようなものか垣間見ることもできる一風変わった恋愛小説に仕上がっている。

 また、『恋愛検定』の公式サイト( http://www.renaikentei.com/ )では「恋愛の神様」による「恋愛検定」を実際に無料で受けることができる。まずは簡単なシチュエーションクイズに答え、自分の検定級を教えてもらう。その上で、実際に検定を受けることができるのだ。
 もし、自分の検定級を知りたい場合は挑戦してみてはどうだろうか。
(新刊JP編集部/金井元貴)

▼『恋愛検定』公式サイト
http://www.renaikentei.com/



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