ホームレスW杯に出場した韓国の赤い悪魔、竹島問題を訴える「独島手帳」を配布

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ホームレスの男女による国際ミニサッカー大会「ホームレス・ワールドカップ(W杯)」が、20日から28日までパリで行われ、韓国代表チーム「赤い悪魔」が3勝10敗で48カ国中39位を記録した。

ソウル市によると、韓国代表チームは大韓サッカー協会の後援とソウル型社会的企業ビッグイシューコリアからの支援を受け、同大会へ参加。試合では日本、フィンランド、香港を破り3勝10敗を記録し、前回大会の1勝から大きく成長した姿を見せた。

ソウル市のチェ・ヨンスン自活支援課長は、「順位は高くないが、代表チームの平均年齢が40歳であることを考えると、思ったより良い成績。選手たちが貧困との戦いにも勝利することを祈っている」と話した。

今大会には48カ国の男性チームと、16カ国の女性チームが参加。日本からは男性チームの「野武士ジャパン」が出場し、ホームレス経験者の選手7人が戦った。

韓国メディアによると、韓国代表チームは800人あまりの選手たちの前で、日本との摩擦が続く竹島(韓国名・独島)と日本海(韓国名・東海)問題を訴える「独島手帳」をプレゼント。韓国らしく民間外交も欠かさなかった。

参照:韓国ホームレス、ホームレスW杯で貴重な3勝 - NEW DAILY
参照:ホームレスサッカー代表チーム、パリホームレスW杯で「貴重な3勝」…「何でもできるような自信がついた」 - 国民日報
参照:Homeless World Cup

(文:林由美)

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