民主党代表選が29日行われ、野田佳彦財務相(54)が新代表に決まった。野田新代表は30日午後、衆院本会議での首相指名選挙で第95代、62人目の首相に選出される。菅内閣は午前の閣議で総辞職となる。複数の韓国メディアが今回の新代表選出に注目し、野田新代表について報じた。

 韓国メディアは、「極右志向」「親米保守派が新首相」「妄言ターミネーター野田」などと題し、民主党内では右翼に属する人物が日本の新しい首相になると伝えた。

 野田新代表は「靖国神社に合祀(ごうし)されたA級戦犯は戦争犯罪者ではない」という妄言を発した保守右翼であり、韓国側としては懸念する部分があるとの見方を示した。

 また「南京大虐殺犠牲者の数は誇張されたもの」との発言もあったとし、韓国、中国など隣国との対立が生じるという懸念がすでに出ていると伝えた。

 さらに、領土問題では強硬派で、「集団的自衛権を行使しなければならない」「安全保障基本法と緊急事態法の制定を」と主張している人物と紹介。竹島(韓国名:独島)問題を巡り、日韓関係がさらに梗塞する可能性が大きくなったと指摘した。

 野田氏が外国人参政権に反対の立場を明らかにしていることも伝えられている。  今回の新代表選出は、反小沢派が勢力を強めた結果であり、そのため党内で一番保守色の濃い人物が新しい代表になったとし、2年前に歴史的な政権交代を成し期待を集めた民主党は、自民党との違いをさらに狭めたことになったと伝えた韓国メディアもあった。(編集担当:李信恵・山口幸治)