テキスト系妄想メディア「ワラパッパ (WARAPAPPA )」より

英語の勉強を避けて生きてきたという人は多いのではないでしょうか。まさに私がそうなのですが、世の中どこもかしこも英語を勉強することに熱心な今日この頃。本屋にいけば英語上達の本。電車の広告は英会話学校。ツイッターはTOEICやTOEFLの点数報告。ネットの広告では石川遼くんが英語の上達法を勧めてきてくれる。遼くんスマイルだ。若いのにしっかりしている人に勧められると気持ちがゆらぐ。しかし英語は難しい。

そんな私が重宝しているのがネットの「翻訳サイト」(通販っぽい言い回し)。このサイトに日本語や英語を入れると、あっという間に翻訳してくれる魔法のようなサイトである。文明の利器、人類の勝利感漂うサービスだ。21世紀に生きていてよかった。マジで。

しかしながら。日本語で長い文章や複雑な文章を翻訳する場合は、翻訳結果が若干おかしくなる場合もしばしば。やはりテクノロジーはまだまだ万能ではない。

特に「日本語→英語→さらに日本語」などの経路で文章を翻訳すると、元の日本語に戻って欲しいところなのだが、思わぬ結果が出ることもしばしばである。というかそれが思いの外楽しいのである。機械的な翻訳を経由して日→英→日と戻ってきた日本語の文章は、どことなくカタコトでなんとなくエキセントリックなのである。

例えばこうである。


「吾輩の辞書に不可能は無い」

「There is no impossibility in my dictionary.」

「私の辞書には不可能が全くありません。」



英語の教科書に出てきそうな雰囲気だ。皇帝ナポレオンの横柄さが消え、よりフォーマルな言い回しに早変わりである。翻訳サイトを経由するだけで角が取れるのである。素晴らしい。さらに別の文言も試してみよう。



「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」

「It is not only having to eat the cake if there is no bread. 」

「パンが全くない場合にだけ、それはケーキを食べる必要はありません。」



若干意味が違ってくるのも魅了である。「パンが全くない場合にだけ」と表現されると、ものすごく数学的な臭いを帯びるてくる。数学の試験か


他にもいくつか文書を作ってみた。



「天才は1%のひらめきと99%の汗」

「The genius is flashing 1% and a sweat of 99%. 」

「天才は99%の1%と汗をひらめかせています。」



「ひらめかせています」という表現がスラムダンクっぽい。




「それは運命がドアを叩く音だ」

「It is a sound that the fate knocks on the door. 」

「運命が戸をトントン叩くのは、音です。」



趣旨が全く伝わらなくなってしまった。そうですね、としか返事のしようがない。




「ブルータス、お前もか」

「Is it Brutus, and you?」

「それは、ブルータスと、あなたですか?」



あたらしい登場人物「あなた」がいきなり登場する。これは怪談話のオチで「おまえだ!」と大きな声で言うのと同じロジックに思える。




「愚者は教えたがり、賢者は学びたがる」

「The fool wants to teach, and the sage wants to learn. 」

「馬鹿は教えたがっています、そして、賢人は学びたがっています。」



馬鹿というよりストレートな表現に。ツイッターに書くと炎上するかもしれない。言葉を選んで欲しい。





「四角い仁鶴が丸く収めます」

「Square NIKAKU roundly puts it. 」

「正方形のNIKAKUは丸くそれを置きます。」



これはなんとなくあっているような気がする。NIKAKUをNINKUに見間違えがち。しかし英文の「Square NIKAKU roundly puts it」は語感がなんともカッコイイ。洋楽っぽい。アンダーワールドかケミカル・ブラザーズが言いそうなフレーズである。




「泣いて馬謖を斬る」

「It cries and BASYOKU is cut. 」

「それは泣きます、そして、BASYOKUは切られます。 」



倒置法でもやはり斬られる馬謖。可哀想なBASYOKU。




「迷わず行けよ、行けばわかるさ」

「Do not hesitate, go, and it understands if going. 」

「ためらわないで、行ってください。そうすれば、行くなら、それは分かります。」



ちょっと遠まわしでナイーブな言い方になった。青春っぽい甘酸っぱさが出だしている。Greeeenに歌ってもらいたいフレーズである。





「まさに外道」

「Heresy exactly」

「異端、ちょうど。」



なにが「ちょうど」なのか。



最後は「童話 桃太郎」を翻訳しておきます。




むかしむかしあるところに、
おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは山へ芝刈りに、
おばあさんは川へ洗濯にいきました。
おばあさんが洗濯をしていると、
川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
そして桃から生まれたのが桃太郎。
桃太郎はすくすく育ち、
やがて鬼ヶ島へ鬼退治にむかいました。
おばあさんからもらったキビ団子で、
犬、猿、雉を仲間にした桃太郎。
鬼ヶ島で鬼を退治し 村に財宝を持って帰りました。



To the place in which being in old times of old times
The grandfather and the grandmother lived.
The grandfather ..mountain.. will mow.
The grandmother lived to the river in washing.
When the grandmother is washing
It has flowed from Kawaue with [donburakodonburako] a big peach.
And, having given birth from the peach is Momotaro.
Momotaro grows up rapidly.
The demon extermination faced demon island before long.
Momotaro who makes dog, monkey,
and pheasant companion with millet dumpling gotten from grandmother.
The demon was rooted out on demon island
and riches were taken home to the village.



昔の昔に、あって、祖父と祖母が住んでいた場所に。
祖父。山芝刈りするでしょう。
祖母は洗濯に川に生きました。
祖母であるときに、Itがdonburakodonburakoで
川上から流れるようにする洗濯は大きいモモですか?
そして、モモから出産したのは、Momotaroです。
Momotaroは急速に成長します。
悪霊撲滅は、間もなく、悪霊島に面していました。
犬、猿、およびキジを仲間に
祖母からきび団子を手に入れていてするMomotaro。
悪霊島で悪霊を根絶しました、
そして、富を村に家へ持ち帰りました。


「Itがdonburakodonburako」「モモから出産」など色々言いたいことはあるが、やはり「悪霊島で悪霊を根絶しました」のフレーズにパワーがある。陰陽師か。


いやはや英語って難しいですね。
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この記事の元ブログ: 英語で喋りたくナイト


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