ディアマンティ
昨シーズン、ブレシアで苦いシーズンを送ったアレッサンドロ・ディアマンティは新シーズンをボローニャで迎えることになった。プレミアリーグでプレーした経験を持つ彼の目に、イタリアのカルチョを取り巻く環境は本来あるべき姿に映っていない。


―ディアマンティ、あなたは一流プレイヤーとして名を馳せていますが、なぜビッグクラブから声がかからないのでしょうか?
僕を一流プレイヤーだなんて言ってるのは友だちだけさ。それはジョークだとしても、今のビッグクラブはイタリア国内より国外に補強の目を向けている。超一流クラブでプレーするのはそれほど難しいってことさ。


―ビゾーリは「ディアマンティを獲得しないビッグクラブの目は節穴だ」と言っていました。
それはありがたいね。その期待に応えられるようなプレーを見せたい。シーズンを通してベストコンディションで戦えれば、きっといい結果が出せると思う。


―あなたは調子には波があるとよく言われています。
カルチョはチームスポーツだ。すべての試合で採点8点の評価をもらうことなど不可能だ。でもコンディションさえ整っていればいいプレーができる。そうでなければ、ろくなプレーができない。


―ブレシアでもそうでしたね。
ああ、プレシアでもそうだった。


―何が問題だったのでしょう?
周りの期待が大きすぎた。僕がチームに加入すれば、すべての問題が解決すると捉えているような人もいた。ブレシアは素敵な街だけど、スタジアムは決してそうではない。特にイタリアではストレスの捌け口にカルチョが利用されて、ショー的な要素はすべて排除される。


―イングランドのような環境が望ましいと?
そうだね。イタリアとイングランドでは比べものにならない。たとえばウディネーゼはアーセナル戦のように3万5000人の觀客をいつも集めているわけではない。だがイングランドでは常にチャンピオンズと同じような雰囲気で戦える。ティフォージはクラブの歴史を理解して、トレーニングマッチでも3万5000人ものファンがスタジアムに駆けつける。


―ではなぜイングランドを去ったのでしょう?
監督のゾラとはいい関係を築けていた。でも国外でプレーしていると代表に招集される可能性が低くなることも分かっていた。


―プレミアに戻る選択肢もあったと思いますが、なぜボローニャを選んだのでしょう?
ボローニャの監督がビゾーリだったからね。それにボローニャの街とクラブに惹かれるものがあったんだ。ここなら自分の能力をすべて出すことができると思った。ブレシアではゴール、アシスト、あらゆるプレーを要求され、いいプレーをしたにもかかわらず批判されることもあった。もしボローニャを選んでいなかったら、おそらく国外のクラブに移籍していただろう。


―つまりイタリアでプレーするのはボローニャ以外にありえなかったと?
ボローニャより格上のセリエAクラブからもオファーを貰ったけど断った。


―ボローニャ移籍で年俸が減額したと聞きました。
お金はそれほど重要ではない。


―あなたの本来のポジションはトップ下でしょうか?それともセカンドトップでしょうか?
自分では正真正銘のトップ下の選手だと思う。でも、もっとスペースに入り込む動きを身に付ける必要がある。トップ下の選手はどんなプレーでもこなす技術が必要だから。


―つまりアズーリで狙っているのはトップ下だと?
代表には何としても選ばれたい。でもまずはボローニャでいいプレーをすることが重要だ。


―つまりボローニャもあなたをアシストするという意味ですね。最高の1年にしたい。まずはボローニャを勝たせて、僕自身の願いはその次だ。