オープンワークアウトに向かうため、ブラジル人ファンのなかを、余裕をうかがわせる表情で歩く岡見勇信

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27日(土・現地時間)のUFC134、アンデウソン・シウバ戦に向け、リオデジャネイロ入りを果たし、最後の調整の時期を迎えている岡見勇信。本番前、最後の個別取材で現在の心境を語ってくれた。

――ブラジルに入り、取材する側ですら、27日に向けて緊張感が高まっていきますが、岡見選手自身は現在、どのような心境ですか。

「う〜ん、勿論すごく緊張感もあるし、恐怖感もあります。ただ、それはいつものことと言えば、いつものことなんで。チャンピオンシップで、相手がアンデウソン・シウバということはあるのですが、精神的にはいつもと変わりないかと思います。怖さもあり、緊張感もあり、高揚感もあります」

――今日のオープンワークアウトのように、ブラジルは思った以上に盛り上がっています。と同時に、ブラジル大会ということで、やはり米国で開催されているUFCと比較すると、スケジュール的にもスムーズにいっていない面などが感じられます。

「ああいう公式行事で、遅刻してくるとかは珍しいですよね。アンデウソンは、もう来ないのかなって思っていました。あのまま待たずに帰ることができるのかなって。来るのなら、早く来てほしかったです(笑)。

まぁ、ブラジルだからという空気はみな、持っていますね(笑)。こういうことも慣れているといえば、慣れているので、その辺りのことで気持ちが乱れたりはしないです」

――小雨が振る中のオープンワークアウトにしても、ファンは盛り上がりますが、減量をしている選手にとって、あの行事は厳しいものがあるとも感じたのですが。

「いっぱい見に来てくれる人がいて、まずはブラジルにおけるUFCの盛り上がりを感じました。ああいう場所で、ああいうことをするのは、まぁ、それはそれで良いと思います。いつもは記者の人たちの前でやっていることを、ファンの前でできたので。

足を滑らせないようにしよう、風邪をひかないようにしようと思ったぐらいで、自分のなかでは楽しくできました」

――しっかりと寝技までやっていたのが、岡見選手らしいと思いました。

「フォレストはミット持ちもいなかったですし、最初からやる気なかったですね。さすがです(笑)」

――長い間待って、アンデウソンと特設マットで顔を合わせました。

「土曜日、勝負だなという気持ちになりましたけど、アンデウソンよりも自分のことに集中して戦うだけなので、それほど『やってやるぞ』という気持ちは自分のなかでは出さなかったです」

――あのあと、すぐにホテルに戻ったのですか?

「ハイ、帰りました」

――ではアンデウソンのミット打ちなどは見なかったのですね。

「ミットやったんですか? へぇ・・・・・・。まぁ、良いんじゃないですかね」

――ところでポートランドでは、日本でやるだけのことはやったという発言がありましたが、ブラジルにやってきてポートランドでの練習は、どのように振り返ることができますか。

「もう100パーセントできました。ポートランドでやるべきことはやり切って、自分のなかでは満足しています。現時点で、あの練習が自分にできる最高の練習だったと思っています。試合の時が、自分の最高のパフォーマンスが出せると思ってほしいです。

やるべきことは明確で、そのための準備はしてきたので、あとは気持ち――ですね」

――思った以上に寒いリオなのですが、最後の体重調整などに問題はないでしょうか。

「減量に関しては、寒さは全く影響ないです。水分が物凄く抜けるような体調になっているので、逆に食べないと体重が落ち過ぎてしまうような状態になっています。

食事のおかげで、前回のドイツの試合もそうなんですけど、水が抜ける体調に仕上がっているので、それはもう減量に関しては、何も心配していないです」

――ドイツでのマーコート戦に続き、ポートランドから現地入りを果たしました。ドイツと比較しても、ブラジルは米国の太平洋時間帯と時差が少ないです。

「その点は、本当に何の苦労もないですね。飛行機の旅自体が、日本から来るのよりも圧倒的に短いですし。ホント、疲れなかったです。日本から来たときの方がずっと疲れましたからね」

――記者会見、公開計量を終えると、本番を残すのみとなります。

「これからは体を少し動かして、テクニックの確認をするぐらいですね。もう状態は出来上がっているので、ベストな体調で当日を迎えるだけです」