キュウリやバナナをなくしてほしい!? 韓国政府の時代錯誤な19禁指定にネット反発

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韓国女性家族省の公式ホームページが25日、アクセスが殺到したことによりサーバーがダウンした。なぜ、政府のホームページがダウンするほどアクセスが殺到したのか?理由は、同省が発表した歌謡曲の「19禁指定」が原因となっているようだ。

同省傘下の「青少年保護委員会」は、歌詞に「酒」や「タバコ」などの単語が入る歌謡曲に、19歳未満の視聴を認めない「19禁判定」を下した。規制を作った理由について、「酒は青少年保護法で規定する青少年有害薬物であるため歌詞に入ってはいけない。飲酒を助長してはけない」と説明している。

19禁判定を受けたのは、2人組歌手10センチの『アメリカーノ』、ジャン・ヘジンの『酒よ』、ペク・ジヨンの『I can drink』、そして日本でも人気急上昇中の男性グループ、ビーストの『雨が降る日』など。

だが、日常でも普通に耳にする「酒」や「たばこ」などの単語が使われているだけで19禁に指定されてしまうという時代錯誤な規制に、ネットユーザーたちは憤慨。同省のホームページには「基準が理解できない」といった反発意見のほか、同省の対応を皮肉った「〜をなくせ」式のコメントが殺到した。

現在ダウンしているホームページには、「キュウリをなくして」「貝をなくして」「茄子を販売禁止にして」「バナナ牛乳もなくして」「ビキニをなくして」「スマートフォンをいじる指先がやらしいのでなくして」「給食にキノコで出ると恥ずかしくて食べられないからなくして」「スプレーを使うときに毎回変なことを考えてしまうのでなくして」などの書き込みが大量に寄せられた。

一方、ソウル行政法院(裁判所)は25日、韓国の大手芸能事務所SMエンターテインメントが「歌詞に酒が含まれているとの理由で有害メディアに指定した審議処分は受け入れられない」として同省を相手取った訴訟で、「有害性はない」とし、原告勝訴の判決を下した。しかし、同省は判決結果は受け入れられないとして、反訴する構えを見せており、「19禁歌謡」騒動は今後も続きそうだ。

参照:裁判所、女性省に「有害媒体物指定を取り消しなさい」 SM勝訴 - トゥデイコリア
参照:韓国女性家族省


(文:林由美)

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