既卒者を受け付けている企業の中で、実際に既卒者に内定を出した(予定を含む)企業は13.7%であることが分かった。就職情報会社のディスコが7月25日〜8月1日の期間、全国の主要企業16,868社を対象に2012年3月卒業予定者等の採用活動に関する企業調査を行った結果をとりまとめて発表した。回答社数は、1104社だった。

 2010年は「超氷河期」ともいわれるほど新卒採用が低迷した年となり、政府から業界団体等に「3年以内既卒者の新卒扱い」が要請され、全体の14.7%の企業が既卒者を「今年度から受け付けることにした」。要請以前から受け付けていた企業と合わせると57.2%で、6割近くの企業で既卒者を受け付けることになった。

 卒業後何年目までの既卒者を受け付けるか聞いたところ、「規定は設けていない」が51.1%と半数以上。規定を設けているケースで最も多かったのは「3年以内」(34.7%)だった。既卒者の就労経験については、「規定を設けていない」企業が67.9%と7割近くある一方で、新卒者と同様の「就労経験がないことを必須としている」企業も26.7%と約3割に上った。

 だが、既卒者を受け付けている企業で、すでに内定を出した(予定を含む)企業は実際には13.7%で、9割弱が現状では内定を出していないことも判明した。景気の回復の遅れと経済の不透明感から新卒採用数を増やす企業は限定的で、結果的に12年度卒業の新卒を優先させた格好となっている。

 内定を出した企業を従業員規模別に見ると、中小企業(〜299人)で10.2%、中堅企業(300〜999人)が13.3%、大手企業(1000人以上)が22.7%だった。

入社3年以内の“経験者”も4割の企業が新卒で受付〜人事採用担当者アンケート
企業の採用計画 増加が減少上回る
新卒採用枠の拡大要請へ

日本人材ニュースCarrera」は働く人のためのキャリアニュースサイトです。