横浜国際女子マラソンで2位になった中里麗美 (photo by Wataru NINOMIYA/PHOTO KISHIMOTO)

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韓国のテグを舞台に開幕する世界陸上競技選手権大会がいよいよ今週末27日に迫ってきた。

日本人選手が登場する競技の中でも、ことさら注目を集めるのは、大会初日の午前中に行われる女子マラソンだろう。

過去2大会では、いずれもメダルを獲得しており、今大会に出場する尾崎好美(第一生命)、赤羽有紀子(ホクレン)、野尻あずさ(第一生命)、伊藤舞(大塚製薬)、中里麗美(ダイハツ)は否応なしに国民の期待を背負うこととなる。

中でも、1988年生まれで女子マラソン代表最年少=23歳の中里麗美は、愛くるしい笑顔で選手団を明るく盛り上げるムードメーカー的存在だ。実力は底知れず、今大会でもシンデレラガールとなり得る逸材である。

群馬県は太田市立商業高校の出身で、ダイハツ陸上部に所属する中里。初のフルマラソンは、なんと昨年開催された名古屋国際女子で、この時はレース前にヒザを痛めながらも、2時間34分29秒のタイムで12位につけている。

今年2月に、第2回横浜国際女子マラソンに出場すると、選考基準を上回る2時間24分29秒という好タイムで尾崎に次ぐ2位に。その後、見事代表に選出され、世界陸上の大舞台へと一気に駆け上がっていった。

所属するダイハツのCMをもじって、「TNP(とてつもない・中里・パワー)を見せたい」と意気込むこともある中里。高橋尚子に似ているという声も少なくなく、TBSの番組内では、キャスターを務める高橋自身、「(メダルを)狙える」と太鼓判を押している。

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