理不尽な上司から身を守る3つの方法

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 仕事をしていると上司に理不尽な理由で怒られたり、取引先に無茶な要求をされたり、女性なら男性社員からセクハラまがいのことを言われたり、思わず「怒り」を感じてしまう場面が多々あります。これらの事態に実務的には対処できたとしても「怒り」の感情は残ってしまいがちです。
 
 「怒り」は、それを上手に発散できないと心に大きなストレスを与えてしまう感情。この感情を自分でコントロールできるようになることでビジネスライフはより楽しく快適になるはずです。
 しかし、自然に湧き出るのが感情というもの。これをコントロールするのは難しそうですね。
 対人関係療法の専門家である水島広子氏の著書『「怒り」がスーッと消える本―「対人関係療法」の精神科医が教える』(大和出版/刊)に、「怒り」を自分でコントロールするコツが記されているので、ここで紹介します。

■まずは「怒り」を受け入れる
 「怒りをコントロールする」ことは「怒りを抑える」ことや「怒っていないふりをする」ことではありません。もちろんその方法でも人間関係に角は立ちませんが、自分に対して負荷がかかってしまいます。
 「怒り」を感じた時にまずすべきなのは、怒っている自分を受け入れてその怒りの意味(原因)を考えることです。
 この時についやってしまいがちなのが「怒り」に「人間が小さい」「未熟」という意味付けをしてしまうことです。そうすると「こんなことで怒るなんて、自分は未熟な人間だ」などと考えてしまい、怒りを受け入れることへの障害になってしまいます。
 また、女性における生理など、体のバイオリズムも「怒り」に関係しています。その場合にも「怒り」を見つめてみることには意味があると水島さんはいいます。

■「怒り」の原因を考える
 「怒り」を受け入れたら、その原因を考えてみましょう。怒りにもいろいろな原因があるはずです。たとえば「ものすごく忙しい時に、上司に急ぎの仕事をふられて、怒りが爆発しそうになった」のであれば、怒りの原因は「予定を狂わされた」ことですし、「理不尽なことで先輩にお説教をされて腹が立った」ならば、その怒りの原因は「心を傷つけられた」からでしょう。
 また、特定の人や特定のセリフに触れると「怒り」を感じることもあり得ます。もしそうだとしたら、その人やセリフが自分の心のどの部分を刺激するのかを考えてみましょう。
 このように「怒り」の原因を考えてみることも、「怒り」を制御するのに有効です。

■自分を「被害者」だと思わない
 「怒り」は被害者意識と一体になっています。前述した「怒りの原因」を例に出すと、「予定を狂わされた」ことも「心を傷つけられた」ことも、「相手から被害を受けた」ことは共通しています。
 しかし、「被害を受けた」というのは、その人の印象に過ぎません。
 例えば上司からのお説教が理不尽だと感じたとしても、自分と上司の間にコミュニケーションの齟齬があったせいで理不尽だと感じるだけかもしれません。
 状況の捉え方によって感じ方は違うことを頭に入れておけば、「怒り」を感じることは減るはずです。

 「怒り」は相手も含めた心の問題ですから100%コントロールするのは無理かもしれません。しかし、他人への「怒り」で心身の健康を害してしまうのはバカらしいことです。
 職場での人間関係でストレスを抱えている人にとっては、本書で紹介している「怒り」への対処法は、参考になるのではないでしょうか。
(新刊JP編集部/山田洋介)


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