月刊コミック アース・スターで連載中の「虹色セプテッタ」(漫画:あおいれびん)。芸能プロダクションの小学生社長・小田切志希と、所属アイドルが織り成すストーリーを描いた本作品が、8月12日発売の9月号付録CDで早くもボイスドラマ化された!

このボイスドラマは、プロダクション社長である志希と、所属アイドルの篠宮藍祢と野末蔵威が、己の誇りを賭けて“感情しりとり”で対決する、爆笑オリジナル番外編となっている。“感情しりとり”とは、「かっこよく」「エロく」などの様々な言葉が書かれたサイコロを振り、出た目に書かれた感情を込めながらしりとりをするというもの。その収録を終えた、小林ゆうさん(小田切志希役)、KENNさん(篠宮藍祢役)、谷山紀章さん(野末蔵威役)にお話をうかがいました。

虹色セプテッタ虹色セプテッタ


――ご自身の演じられたキャラクターの印象と収録の感想をお願いします。

虹色セプテッタ

小林:志希は、小学生なのに大学を卒業していて、社長業という顔も持っていたりと、いろいろな表情を持つ少年です。父親が大切にしてきたプロダクションを奪われてしまい、それを取り返すために一生懸命頑張っているんです。すごくクールな面と、可愛らしい面があります。原作を読んで、藍祢さんや蔵威さんをはじめ皆さんが志希さんに協力してくれることに、すごく感動しました。主人公という大役をいただいて嬉しいと同時に、身が引き締まる気持ちでいます。今日の収録をとても楽しみにしていました。

KENN:藍祢はすごく熱い人で、でも感情を表には出さないキャラクターだと聞いていたんですが、ドラマCDでは結構はっちゃけて全力で声を張り上げています。タイプ的には(谷山さんが演じる)野末さんの方がテンション高いのかなと思っていたのに、実際に声を出してみたら、藍祢が一番テンション高いじゃないか!という感じで、すごく楽しませていただきました。僕自身もこれからの展開が楽しみですし、またこういう風にボイスドラマで参加できたら嬉しいなと思っています。

谷山:収録現場が楽しかったですね。今回のドラマCDは、この3人をメインにしたコメディで、野末がテンポをつくるようなポジションだなと思ったんで、緩急を意識しながら面白おかしく、ちょっと遊ばせていただきました。“感情しりとり”はやってみて面白かったので、たぶん大学生の合コンとかで流行るんじゃないかな(笑)。僕も今度やってみたいです。収録は滞りなくテンポよくできたので、とても楽しいコメディになったんじゃないかなと思います。



――「虹色セプテッタ」は男性アイドルたちがファンに夢を与えるために切磋琢磨していくお話です。皆さん声優活動はもちろん歌手としてもご活躍されていますが、ステージに立たれることの醍醐味や、音楽活動をされていて良かったことはありますか?

小林:声優のお仕事をする中で、いろいろなステージに立ち、お話したり歌を歌わせていただく機会をいただいて大変感謝しています。音楽活動は駆け出しではありますが、歌も作詞も全力投球させていただいています。その中で出会う大勢の方々や応援してくださるファンの皆様、スタッフの皆様に支えてもらっています。いろいろな活動をさせていただけていること、そのひとつひとつがお芝居へも素敵な影響になっていますので、それが嬉しいです。これからも一生懸命頑張っていきたいです。

KENN:僕は声優の仕事よりも前に音楽活動を始めた身なんですが、実際にお客さんと一緒に盛り上がれたり、同じ時間を共有して同じ気持ちになれることが醍醐味だと思っています。音楽活動をする前に、すごく落ち込んだ時があって、その時に好きなバンドの曲を聴いて癒されたことがあったので、自分もそういう存在になれたらいいなと思っています。音楽活動も、声のお仕事も全力でやっていきたいですね。

谷山:僕は声優志望で声優になって、たまたま歌わせていただく機会があって、そこから味をしめちゃいました(笑)。今も全国ツアー中なんですが、ツアーではいろいろな所に行けるのが楽しいです。また、歌うことやお客さんとのやり取りをする、その雰囲気は(声優の)演技や台詞に活きているなと感じます。その逆もしかりで、自分の中ではいいバランスで二本柱になっています。(音楽活動は)生でダイレクトにお客さんから反応が返ってくるのがやりがいでもあるので、それに助けられていますね。なくてはならないものだと思っています。



――小さい頃のアイドルだった人やキャラクターはいますか?

小林:生まれた時からおばあちゃんも一緒に住んでいたので、おばあちゃんのお友達と触れ合うことが日常でした。おばあちゃんが日本舞踊をやっていたので、私もお稽古を見学していて、その踊りの先生が最初にアイドルだと感じた人です。

KENN:僕はいないんですよ。バンドのファンをやっていたとか、アイドルが好きとか全くなくて。小さい頃は親が厳しくて、あまりテレビを見せてくれなかったのもあると思います。小林さんと同じように、僕は小さい頃からピアノを習っていたので、先生に対して憧れるという思いはありましたが、明確に“アイドル”というのはなかったです。

谷山:キカイダーですね(笑)。すごくかっこいいと思ってました。あとは岡村靖幸さん。その時代その時代で(アイドルが)いるんですけど、印象が大きいのはこの2人かな。



――もしご自身が芸能事務所の社長になったら、所属のアイドルにどんな企画をやらせてみたいですか?

小林:「虹色セプテッタ」では、熱湯のお風呂に入るシーンがあるんですが、アイドルの方が楽しいことをしたり、みんなが笑ってくれることは素敵なことだなと思います。熱いお風呂が苦手な方は冷たいお風呂とか、露出は嫌という方には、お洋服を着たままで何かにチャレンジしてもらうとか、その方に合ったことを考えたいなと思います。

KENN:アイドルの方はたくさんいるじゃないですか。なので、特徴をもたせるために、アクロバットをやるとか、いままであんまり他の人が挑戦していないことをやらせたいですね。

谷山:我が事務所のアイドルというより、Perfumeを熱湯風呂に入れたい(笑)。のっちがすごく好きで、どんなリアクションを取るんだろうと(笑)。あと、水着のアイドルを集めて組体操をさせるとか。そういうちょっとお色気系をやらせたいです。



――最後にCDを聞かれるファンの方にメッセージをお願いします。

小林:今回は3人で掛け合いをするということで、楽しみにしていました。今日収録をさせていただいて、藍祢さんと蔵威さんがすごくかっこよくて、素敵で面白かったので、皆さんに「素敵!キャー!!」となっていただきたいです。そして、ぜひボイスドラマが続いてくれたら嬉しいし、さらにアニメになって欲しいです。収録では、ガヤとして黄色い声援も入れたんですけど、緊張している私に谷山さんが「(蔵威のことを)クラリンと言ったらいいよ」とアドバイスしてくださったり、KENNさんもいろいろと声をかけてくださったのがありがたかったです。

KENN:掛け合いは空気感が大事なので、(この3人で)一緒にやることができてすごく嬉しかったです。次があるならば今度は(アイドルの)メンバー全員揃ってやれたら嬉しいなと思います。アイドルでかっこいい人たちが熱湯風呂に入ったり感情しりとりをしたり、お笑いの部分までやってしまう“キャパシティの広さ”が面白い作品ですので、連載もこの先楽しみにしてください。またお会いできることを楽しみにしています。

谷山:今日の収録が楽しかったので、「続編求む!」という感じです。アニメ化の際には、ぜひキャストを変えずにお願いします(笑)。僕も小林さんのファンになってしまったんですけど、「あんなことを小林ゆうが言うの?」というような聴き所もありますし、とにかく面白がっていただければそれが一番嬉しいですね。続編がどうか出ますように、皆さんのご声援をお待ち申し上げております。ありがとうございました。


虹色セプテッタ


■月刊コミック アース・スター9月号
虹色セプテッタ

【発売日】2011年8月12日(金) 好評発売中!
【定価】500円(税込)
【付録】「虹色セプテッタ」「東京自転車少女。」ドラマCD
【発行】株式会社アース・スター エンターテイメント

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http://comic-earthstar.jp/author/detail18.php


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