ギークなガールのリアルとは? KAI-YOU @2.5Dイベントレポート

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“すべてのメディアをコミュニケーション+コンテンツの場”に編集・構築することを目的にしたチーム、KAI-YOU *1。7月には法人化し、様々な刊行物やイベント企画などを打ち出していく中、8月に入って意外なことに、「ギークガールを集めてのイベントを開くらしい」という情報が入ってきた。
 
*1 KAI-YOU
http://kai-you.net

既に、『Twitter』上では、「#ギークガールにありがちなこと」というハッシュタグに、ギークガールの生態が次々に投稿されていた。「女子会=料理の撮影会」「新作コスメより新作ガジェット」「向井理 < スティーブ・ジョブズ」「彼氏のパソコンに触る機会があれば、とりあえず.jpg検索」などなど……。パソコンやインターネットに精通しているがゆえの特徴がありそうだ。

そんなネット上での注目が集まる中、8月11日21時過ぎから、東京・池尻大橋にあるソーシャルTV局2.5D *2で『ギークなガールの夏休み』が開催された。

*2 2.5D
http://2-5-d.jp/

出席したギークガールは「GIRLのGIRLによるGIRLのための新世界を発信」するメディア『MIG(Made in Girl)』運営・編集・WEBデザイナーで、ギークハウス水道橋に在住経験のある山中ファンキー直子さん、元ひきこもりのWebデザイナー灰色ハイジさん、女性ファッション誌『GINZA』で「安全ガールの安全インターネットパトロール」を連載するなど各媒体で活躍中の安全ちゃんの3名。
司会の武田俊KAI-YOU代表のもと、“ギークガールとはどんな存在か”が女子会のノリで話し合われた。

安全ちゃん

『Twitter』では「添い寝はMacBookAir」というツイートがあったが、皆さんやはりPCは肌身離さずに備えているよう。
「朝起きたらまずパソコンをつける」(ファンキーさん)
「寝る前もMacBookAirを布団の中で見ている」(ハイジさん)
「私も。レッツノートは頑丈で壊れないので眠ってしまっても大丈夫だから」(安全ちゃん)
他にも全員がiPhoneを所有していること、ブラウザにGoogle Chromeをメインに使用しているところなどが、共通していた。

また、ギークガールならではの生態というのもどんどん飛び出した。
「地下鉄だと電波が入らなくて、(見ているサイトが)更新できなくて息が止まりそうになる」(ハイジさん)
「“CEREVO CAM”(本体だけでUSTREAM配信できるwifi対応デジカメ)のようなガジェットの発展したものが好き。ハード・ソフトに関わらずモノを作っている人や、テクノロジーを操り、実際に動かせる才能に尊敬します」(ファンキーさん)
「古いサイトのhtmlを保存して、自分だけが見れるようにしてニヤニヤしている」(安全ちゃん)
「最近は“pinterest”というサービスでファッション・ネイルなどの情報を集めています。“tumblr”はカワイイ女子画像集めの場(笑)。ネットの収集癖があるのかも……」(ハイジさん)

今、注目しているサイトやサービスの使い方も、女性ならではの感性や視点が垣間見えた。
「“四次元クローゼット”という、会員がファッションアイテムを持ち寄ってオンラインでシェアするサービスがあって、今っぽいです」(ファンキーさん)
「スマートフォンにする前からマンガを買っています。リアルな雑誌を電車で読むのは恥ずかしくて…インテリアの概観を損ねるから、マンガアプリを買っているという女子は多いのでは、と思います」(ハイジさん)

一方で、それぞれ三者三様だったのは、「彼氏はギークボーイがいい?」という質問の答え。
「絶対にやだ」と即答したのは安全ちゃん。
「ギークボーイが嫌というか、趣味について話題を共有したくない」
これに対して、ファンキーさんはギークボーイ肯定派。
「おすすめアプリ・ソフトの情報やアップデートを共有できる男性が大好き。ハイテクを使いこなしていてアウトプットしている人からは、新しい視点がもらえるので楽しいですね」
ハイジさんは、二人とはまた違った冷静な視点で、「そもそもギークボーイを意識したことがない」と述べる一方で、「自分と似ている人なのかも」と語った。
「中学時代ひきこもりで、ネット好きとかいえない高校生活をしていましたからね」

また、自分たちが『ギークガール』と呼ばれることに対しても、どこか醒めた感覚を持っていたのはハイジさん。
「自称ではなくて他称ですからね。タグ付けみたいなものかなぁと思います」
その一方で、ギークガールを集めたプロジェクトをはじめようとしているファンキーさんは、こう答える。
「私の考えるギークガールは、デジタルやガジェットに限らず専門分野がある“職人”のようなひとです。自分を表現するための道具を使いこなしている人に対して憧れがあるし、リスペクトしています」

今回のイベントで“ギークガール”の全貌が明らかになったわけではない。だが、今後ネット上だけに限らず、多方面での活躍が注目されていくことになるだろう。
彼女たちの動向から目が離せなくなりそうだ。

イベントを開催したKAI-YOUは次なる仕掛けとして、イラストレーター・デザイナー・マンガ家・小説家・詩人・生け花作家等が一つのキャンパスに表現を加えていくという『世界と遊ぶ!展』*3 を、東京・中野ブロードウェイのpixiv Zingaroで8月19日から23日まで開催する。

*3 KAI-YOU presents 世界と遊ぶ!展
http://pixiv-zingaro.jp/exhibition/kai-you/

“ギークガール”のトークショーから文芸・アートまで、縦横無尽に活動しているKAI-YOU。こちらも要チェックだ。

トップ画像:左:灰色ハイジさん 右:山中ファンキー直子さん
記事中画像:安全ちゃん

※この記事はガジェ通ウェブライターの「ふじいりょう」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営。ネット、メディア、カルチャー情報を中心に各媒体に記事を提供している。