フランスのメゾン「CHANEL(シャネル)」のデザイナーであり創始者ココ・シャネルにまつわる新刊書が、海外の複数メディアで話題となっている。16日に海外で販売された本「Sleeping with the Enemy: Coco Chanel's Secret War(和訳:敵と寝て―ココ・シャネルの秘密戦争)」に記されたのは、ココ・シャネルが実は第二次世界大戦中にナチスのスパイだったというセンセーショナルな内容でファッション業界に波紋が広がっている。

シャネルの空白の歴史に新事実の画像を拡大

 フランス・パリを拠点に活動しているアメリカ人作家Hal Vaughan(ハル・ボーン)が書いた「Sleeping with the Enemy: Coco Chanel's Secret War」は、第二次世界大戦中ナチスの占領下のフランスでココ・シャネルがスパイとしてドイツに協力をしていたというもの。海外メディアによるとココ・シャネルはデザイナーである一方で、ナチスのスパイをしていた男爵Hans Gunther von Dincklageと長年恋人で彼とともにドイツの工作員としての"顔"も持っていたという。「いかにしてシャネルが工作員となったのか、どうしてスパイの任務に参加したのか、そして戦後どのようにしてフランス政府からの逮捕をのがれたのかが記されている」とニューヨーク出版社の担当者は述べている。

 第二次世界大戦の開始時クチュールハウスを閉鎖した後、ナチス高官が利用していたパリの高級ホテル「リッツ」へと滞在したシャネルは、その後スイスへと移ったとされている。同書籍を取り扱うamazon.co.jpには、1941年から54年までのシャネルの人生は他の伝記などでもヴェールに包まれており、Hal Vaughanがその知られざる歴史に迫った作品と説明。同作の日本国内での発売は現段階では未定となっている。