110816NEWSyoshi01.jpg日本の夏の風物詩。花火、風鈴、浴衣、うちわ、縁側、蚊取り線香……と続けば欠かせないもの。
すだれやヨシズがありますね。

すだれ」は一般的に上から吊るす、横使い。これを縦利用しているものを「立て簾」とも呼びますが、こちらが「ヨシズ」。どちらも日本の日射遮蔽を担ってきていた、自然素材の日よけです。

みなさんは、ツタの絡まる家を見たことはありますか?

直接壁面にツタを絡ませるのは、外壁の劣化を早めるので建物の寿命を縮めることになってしまうのでオススメできないのですが、外壁から少し離した壁面緑化は緑のカーテンと同じで効果的。

でも、緑のカーテンの準備が間に合わなかったという方々には、日本の風情漂うヨシズやスダレを壁面緑化の代用にしてみませんか。

110816NEWSyoshi02.jpg日射遮蔽は窓の内側よりも、外側の方が効果が高いため、住まいの外壁にヨシズを立てかけてみてください。マンションなど高層階の方は風に飛ばされないよう注意も必要ですが、ベランダやルーフバルコニーに面した外壁面などにも立てかけるのも効果的。

直接当たる日光をヨシズが遮るため、外壁の表面温度が下がり室温の上昇を抑えてくれるのです。さらに可能であれば、時々ヨシズやすだれに水を掛けると涼しさ倍増!

緑のカーテンで起こる、植物の「蒸散」効果と同じように、水のカーテンで外気の輻射熱を防いでくれます。ヨシズは天然素材。自然に還る素材を利用して、夏をかしこく乗り切りましょう。

滝川 良子スピカ建築工房 一級建築士事務所主宰/一級建築士).................................................................................................takigawaryouko01.jpg子育てを通し環境建築、より自然な素材に目覚め、自然素材を多く使用し、経年変化を楽しむ風と光のある住まいを提唱中。古いものを大切にする「木の家リフォーム」も。現在東京建築士会環境委員会委員。これから家づくりを考える女性のための家づくりサイト「暮らしと家」共同主宰・執筆中。


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