【韓国ウルルンド滞在記】第2回:鬱陵島へのフェリー乗り場で警察に連行「取材なんでしょ?」

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日本の政治家が韓国に入国拒否をされたあと、韓国・鬱陵島(ウルルンド)へ観光目的で入ろうとした日本人Aさん。彼は鬱陵島へのフェリーが出ている浦項(ポハン)まで行き、鬱陵島までフェリーで行ったそうだが、そう簡単に島に入ることはできず、ハプニングの連続だったようだ。

当編集部は『韓国ウルルンド滞在記』と題して、A氏の体験談と写真をもとにインタビュー形式で鬱陵島の実態と現状をお伝えしたいと思う。第2回となる今回は、浦項から鬱陵島までの道程をお伝えする。A氏のプライバシーを守るため、性別、年齢、職業を伏せている。
 
・パスポートの提示を求められた
記者  第2回のインタビューも宜しくお願いします。
Aさん  こちらこそよろしくお願いします。
記者  浦項で鬱陵島までのチケットは買えたそうですが、その後もスムーズに乗船できたのでしょうか。
Aさん  フェリーのチケットを買うとき、私が日本人だとわかったらパスポートの提出を求められました。特にやましいことをしに行くわけでもないので、パスポートを渡しました。スタッフはコピーをしていたようです。なぜ、パスポートを出さなければいけないか理解できませんでしたが、仕方なく提出しました。
記者  やましい目的ではないにしても、パスポートを渡すのはちょっと不安ですね。
 
・突然現れた警察官に連れて行かれる
Aさん  乗船まで30分くらい余裕があったのでゆっくりしていたのですが、突然、警察官数名に「日本人ですか?こちらに来てください」と言われ、別室に連れていかれました。
記者  えっ? いきなり警察官に?
Aさん  はい、西洋人の方も連れて行かれてたようですね。
 
・警察官「会社員と嘘ついて鬱陵島へ行った記者がいる」 
記者  どのような質問をされたのですか?
Aさん  まずは名前、年齢、会社名などの個人情報は全部聞かれました。あと鬱陵島へ行く目的や宿泊日数、鬱陵島でホテルは予約しているのか? などです。観光目的じゃないでしょ? 本当は取材なんじゃないの? というニュアンスの質問も何回かされた気がします。
記者  なるほど。韓国としては鬱陵島をマスコミから遮断したいのでしょうか。
Aさん  「観光です」と答えても完全に疑っているようで、何度も「取材なんでしょ?」と聞かれました。ある警察官が、「会社員と嘘ついて鬱陵島へ行った記者がいるんだよ!」と話していました。
記者  実際にそういう前例があったのかもしれませんね。
Aさん  そして、ひとりの警察官がこう切り出したのです。「ホテルを予約していないなら、こちらで予約をしても大丈夫ですか?」と。私は観光さえできればいいので「よろしくお願いします」と答えました。
 
・ようやく警察から解放されフェリーに乗船
記者  フェリーに乗る前から大変ですね……。
Aさん  どうして観光をしたいだけなのにこんな扱いなのだと悲しくなりましたよ(笑)。そのあと「フェリーの時間が迫っているので乗ってください」と言われ、指示通りフェリーに乗りました。
記者  フェリーはどうでしたか?
Aさん  台風の影響があったせいで、キャンセルも多く、比較的席は空いていましたね。3階建ての大型客船で、車も積めるほどの船だったと思います。1階には売店もありましたが、利用している韓国人は見られませんでした。
記者  なるほど。
 
・フェリーでは地面で爆睡している人も
Aさん  片道3時間という長い時間のため、指定席にずっと座っているのは苦痛でした。なので、韓国人の方はゴザや新聞紙を適当なスペースに敷いて爆睡していました。
記者  フェリー内でのトラブルはなかったのですか?
Aさん  それはまったくなかったですね。それよりも鬱陵島へ到着してからの方が大変だったのですよ。
 
Aさんは、フェリーに乗って3時間をかけ鬱陵島へ行った。そして島に着いたあと、また警察官に連行され、事情聴取を受けることになったそうだ。この続きは第3回『韓国ウルルンド滞在記』でお届けする。

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