ポスト菅と韓国総選挙=政治情勢が生んだ日韓対立―中国メディア

1日、日本自民党議員3人が領土係争地・竹島から90キロ離れた鬱陵島を視察しようと韓国を訪問、入国を拒否される騒ぎがあった。また2日発表の日本防衛白書には「竹島は日本の領土」と明記されたことが追い打ちとなり、韓国の対日感情は急速に悪化している。
【その他の写真】
韓国国会の独島領土守護対策特別委員会は、独島での特別会議開催を予定している。当初は12日の開催が予定されていたが、天候不順により今月下旬に延期された。また80人以上の若者が韓国東部沿海部を自転車で周り、独島防衛を訴える「国土巡礼大長征」も実施されている。
環球視線解説員の尹卓(イン・ジュオ)氏は、ポスト菅首相をにらむ日本、来年の総選挙をひかえた韓国、両国では領土問題を支持に結びつけようとする政治的配慮があると指摘。政治状況が整うまで日韓の対立は続くと分析した。(翻訳・編集/KT)
【関連記事】
・温家宝首相、菅首相との会談で「被災地学生500人を中国に招待」と表明―日本
・大震災が日本政界の「激震」を止め、菅首相は命拾いか―米華字メディア
・<中国人が見た日本>震災で男を上げた菅首相、地に落ちた前原氏
・<レコチャのアンケート>菅首相の訪中は実現する?7割が「期待しない」
・菅首相が来春にも訪中か、日中関係の早期修復に向け―中国紙