レアル・マドリーのジョゼ・モウリーニョ監督が、マドリッドの記者会見場に戻ってきた。100日以上なかったことだ。レアルは14日、スペイン・スーパーカップのファーストレグでバルセロナと対戦する。タイトルが決まるのは、バルセロナで17日に行われるセカンドレグ終了時だ。
 
記者会見場に現れたモウリーニョ監督は、とても落ち着いていた。バルセロナやUEFA、そして世界に対してメッセージを発信したときも、それは変わらない様子だった。
 
昨季のバルセロナとの対戦が、守備的に戦うべきか攻撃的に戦うべきか、何か教えてくれたのかと問われると、モウリーニョ監督は「真実を言うことができないということを学んだ」と返答。それでは、1年目を経て、発言により気を付けるのかと聞かれると、「いや、私を黙らせられる者はいない」と答えた。
 
バルセロナは世界最高のチームかという質問には、「私がその質問に答える必要はない」と一蹴。レアルがチャンピオンズリーグ(CL)を制覇できるかと聞かれると、個のように述べている。
 
「ベンチ入り禁止処分の間は、CLについては話さない。だが、とても民主的とは言えないUEFAのように、とても特殊である法的機関が私の処分を軽減したという事実に、大きな意味があるということは言っておきたい。これは大きな勝利だった。あれ以上の処分軽減がなかったのは、それをしたら少し『おかしな』感じになってしまうからというだけだ」
 
今回のバルセロナとの対戦については、次のように話している。
 
「何度も言ってきたが、繰り返しておく。スーパーカップというのは夏の最も重要な大会だが、シーズンよりは重要ではない。大きな意味はないんだ。インテルでの1年目、我々はスーパーカップに勝ったが、リーグ戦を制しただけだった。2年目はスーパーカップに負けたけど、3冠を果たした。私が求めているのは、本物の試合だ。両チームが互いにリスペクトし、観客をリスペクトする試合だよ」