バルセロナのペップ・グアルディオラ監督は13日、レアル・マドリーとのスペイン・スーパーカップのファーストレグを前にした記者会見で、アーセナルMFセスク・ファブレガスの獲得交渉について、次のように話している。

「セスクはまだここにいない。非常に進んだ段階にあるけれど、まだカードは残っているんだ。移籍が正式に決まったとすることはできない。我々にはDFの獲得が必要? いや、まったくそんなことはないよ」

一方、MFサミル・ナスリも失う可能性があるアーセナルは、その代わりにマンチェスター・シティFWカルロス・テベスのことを望んでいるという。英紙『サン』が報じたもので、アーセナルはマンCが獲得を狙うナスリの移籍交渉に、テベスをトレード要員として織り込む用意をしているそうだ。

アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、セスクとナスリの移籍を忘れさせるために、トッププレーヤーの獲得を必要としている。一方、テベスはナスリを狙うマンCからの移籍を要求しているところだ。

ヴェンゲル監督には2000万ポンド(約25億円)の資金があり、正式決定間近と見られるセスクのバルサ移籍が実現すれば、さらに3500万ポンド(約43億8000万円)を手にすることとなる。

なお、スペイン『アス』が報じたところでは、バレンシアはプレミアリーグ移籍が噂されるMFフアン・マタを残留させる意向のようだ。すでにトッテナムからの2300万ユーロ(約25億2000万円)というオファーは断っている。チェルシーからの攻勢もあるようだが、バレンシアは抗戦する構えだ。