インテルMFヴェスレイ・スナイデルの獲得を目指していると言われていたマンチェスター・ユナイテッド。だが、イギリスのメディアが報じたところによると、マンUはスナイデルのことを諦めたという。高額な年俸がネックとなったようだ。

これが交渉における駆け引きなのか、あるいは本当に撤退するのかは明らかになっていない。確実なのは、GKダビド・デ・ヘアやMFアシュリー・ヤングらの獲得で、マンUがすでに4800万ポンド(約60億円)を投資しており、さらにコミュニティーシールドで若手MFトム・クレバリーが大きな注目を集めているということだ。

一方、マンチェスター・シティFWカルロス・テベスは、最終的にチームに残留することになるかもしれない。同クラブのロベルト・マンチーニ監督が認めている。

移籍を希望し、ブラジルのクラブ(コリンチャンス)への移籍やアルゼンチン復帰、さらにインテルからの関心も報じられてきたテベス。コパ・アメリカ終了後、イングランドへ戻ってきたときも、テベスはマンチェスターから出たいとの希望を表している。

しかし、マンチーニ監督はスウォンジー・シティとのプレミアリーグ開幕戦を前にした12日の記者会見で、「彼が残留するかどうかは知らない。だが、出て行くのはかなり難しいだろうね。カルロスはここにいるし、彼の獲得を望むチームはいないからだ。もしも残るのであれば、私はうれしいよ」と語った。

なお、マンチーニ監督はテベスがスウォンジー戦に出場しないことを明かすととこに、新加入のFWセルヒオ・アグエロについても、「90分間プレーする準備はできていない」と、おそらくはベンチスタートになることを認めている。

一方、アーセナルMFサミル・ナスリの獲得交渉について、マンチーニ監督は「状況は分からないが、我々はチームを完成させなければいけない。早くにそれができることを願っているよ。もっと選手が必要だからね」と語った。