2時間43分で自由研究を終わらせる方法〜旧町名編〜

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これまで単に旧町名の紹介をしてまいりましたが、本学会の他テーマと比べてどうも「明日には街に出たくなる!」と思わせる要素に欠けているばかりか、変な試験を始めたり等、そもそもみちくさしてないのではないかと考えました。そこで今回は、古地図さえあれば誰でも簡単に発見する事が可能な、お手軽旧町名をご紹介いたします。全て公共の住所表示板ですので、地番まできっちり公開いたします。日頃小学生をされていらっしゃる皆様におかれましても、是非自由研究のテーマにされてみてはいかがでしょうか。

(1)目黒区月光町
【消滅した年】1966(昭和41)年
【現在の町名】目黒本町
なんとも幻想的な町名ではないでしょうか。江戸時代にこのあたりの田畑が月明かりに照らされていたからなど、その町名の由来には諸説があるそうです。場所は、東急目黒線武蔵小山駅徒歩13分。パルム武蔵小山へ行きたい欲求に勝てさえすれば自ずと見つかるはずです。何より平和通りというのがヒントです。

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(2) 江戸川区桑川町
【消滅した年】1981(昭和56)年
【現在の町名】東葛西
江戸川区は比較的新旧町名に変わりがない傾向ですが、千葉県寄りの東葛西は消滅した旧町名が3つほどあります。今回の桑川町の他には「長島町」、さらに未発見ですが「下今井町」というのもあります。なぜか上今井町はありません。場所は、東京メトロ東西線葛西駅徒歩17分です。順番としては長島町→桑川町ルートが理想です。この2つを発見した者だけに江戸川区より下今井町をさがす権利を与えられます。

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(3)足立区伊興町前沼
【消滅した年】1999(平成11)年
【現在の町名】西竹の塚
いわずと知れた戦後都内に残っていた唯一の小字が「伊興町○○」です。その中でもこの前沼は平成の本当につい最近まであったものですから、このように普通に残っているのですね。色合いなども現在の住所表示板そのものです。場所は東武伊勢崎線竹ノ塚駅西口を出て徒歩約10分です。びっくりするくらい普通にあります。

以上の3旧町名を一日で見て回るのにどの位の時間が掛かるか。スタート地点から最寄駅までの時間及び最寄駅から旧町名までの往復時間、並びに発見してからの見る・触れる・撮影・満悦を1分、また1分あたり直線距離80メートルと設定しています。武蔵小山駅をスタート地点とした場合は2時間43分で終わります。まさに8月31日の自由研究に最適。子どもたちよ、まだまだ間に合うから今は大いに遊ぼう。
ちなみに東京駅からは3時間10分、指宿からは7時間45分、ウランバートルからは10時間33分です。

いかがでしたか?今すぐ旧町名さがしに行きたくなりましたね。というか、公開している時点でもう「さがす」ではなく「確認しにいく」になってしまうけど大丈夫。今回の記事を参考にあなただけの素敵な旧町名をさがしてみてね。さあみんな、古地図を持って街へ出よう!不審者にはなるなよ!


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