韓国広報活動家らの「東海」PR作戦は失敗か? 計画練り直しへ

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米国が「日本海」の単独表記を支持する方針を示したことを受け、「東海」と併記すべきだと主張している韓国は当惑を隠せないようだ。

日本海の表記をめぐっては、韓国と北朝鮮が「東海・日本海」と併記、または「東海」への変更を求めている。韓国政府は米国に対し、すでに2度にわたり「東海・日本海」と併記するよう求めているが、米国側は「日本海」という表記は国際的に認知されていると主張。韓国側の主張を退けている。

米国の方針に衝撃を受けているのは、韓国の政府関係者だけではない。米国で地道な広告活動を行ってきた歌手のキム・ジャンフンと、韓国広報活動家のソ・ギョンドク誠信女子大学客員教授の2人も、活動の見直に迫られているようだ。

2人はこれまで、米有力紙「ニューヨーク・タイムズ」や「ウォール・ストリート・ジャーナル」などに「東海」の全面広告を掲載したり、タイムズスクェアに竹島(韓国名・独島)の映像広告を流すなど、さまざまなメディアを利用して広報活動を繰り広げてきた。

ソ教授は、米国が「日本海」表記を支持したことを受け、米国の主要新聞を過去5年間分調査してみたという。その結果、「東海」と単独表記された記事はひとつもなく、多くは「日本海」と表記され、「日本海(東海)」と表記したメディアも極少数だった。

ソ教授は、「米国の主要メディアですら『日本海』表記を固守しているので、米国政府も『(日本海表記は)当然の結果』といった感じのようだ。今の現実を直視し、またほかの戦略を立てなければならない。表記間違いを正すために、政府だけでなく民間レベルでも積極的に対応しなければならない」と語っている。

また、ソ教授とキムは、「東海」という呼称を世界に広めるため、全世界の人が楽しめる「東海フェスティバル」の開催を計画しているという。ソ教授は、「フェスティバルを通じ、東海と独島が韓国の領土であるという事実を、自然に伝えたい」と意気込みを語った。

ソ教授やキムをはじめとする韓国の「東海」PR活動は、今後も続きそうだ。

参照:「日本海ではく東海!」キム・ジャンフン―ソ・ギョンドク団結 - スポーツ韓国
参照:「米主要メディア、東海を日本海と表記」 - ソウル経済

(文:林由美)

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