韓国軍と政府関係者によると、韓国・延坪島(ヨンピョンド)付近の黄海では10日、午後1時ごろ、午後8時ごろの2回にわたって、北朝鮮軍が海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)に向け砲撃し、韓国軍が対抗射撃していたことが分かった。米韓軍事演習を16日に控える韓国では、今回の砲撃を、北朝鮮の「挑発」ととらえてるが、北朝鮮メディアは、北朝鮮側の砲撃音を「建設現場での発破音」だとして、北朝鮮軍による砲撃を否定。韓国メディアによる報道を「捏造(ねつぞう)」、「反共和国の対決騒動」などと伝えた。中国では環球網が報じた。

 朝鮮中央通信社は10日、疑惑の“砲撃音”について、「黄海の島しょ5地域における建設作業での正常な発破作業による音」などと“説明”し、韓国への砲撃を否定した。

 一方、韓国の軍やメディアの反応に対しては、「発破音が、“好戦狂の南朝鮮かいらい政権”を驚かせたようだ」などとあおり、「爆発音が韓国軍の失態をさらし、韓国メディアの“捏造(ねつぞう)”を招いた」、「反共和国の対決騒動」などと報じた。

 このほか、2010年3月に起きた哨戒艦『天安』沈没事件についても「(韓国は)おろかにも作り話でわが国を中傷したが成功しなかった」と、“でっち上げ”だったと強調。今回の「砲撃事件」についても、「捏造(ねつぞう)で朝鮮半島を戦争の局面に突入させようとは、完全に“戦争狂だ”」などと韓国を非難した。(編集担当:青田三知)