因縁の相手・韓国代表に3‐0で快勝したサッカー日本代表。攻撃を牽引したのは、香川をはじめ清武や 李といったW杯後に日本代表で活躍するメンバーでした。日本代表は、彼らを中心にW杯3次予選に挑むことになります。

 そんなフレッシュな選手の活躍が目立つなか、陰ながら攻撃を支えていたのが、本田圭佑。得意のFKからチャンスを演出し、常に"危険な存在"として、ピッチに君臨していました。

 本田圭佑といえば、ユベントスをはじめ、リバプール、アーセナル、マンチェスターCなど、世界の強豪チームへの移籍の噂が絶えません。あくまで噂に過ぎない情報もありますが、こうした噂が立つこと自体、世界のビッグクラブが本田のプレーを評価し、必要としていることの証明だと言えるでしょう。

 欧州の強豪相手にも臆さずプレーし、ピッチ外でも堂々と振る舞う本田の姿勢。そんな強気な本田の姿勢は、高校時代から変わりません。書籍『実現の条件 本田圭佑のルーツとは』には、高校3年生時に最後の全国高校選手権に挑んだときの逸話が紹介されています。

 全国大会の組み合わせ抽選に参加した本田。箱に手を突っ込んだ一瞬、昨年のベスト4で、シード校の滝川第二の初戦にあてはまる数字の札が見えたそう。すると本田は「ラッキーだ」と思い、迷うことなくその札を引き抜いたのです。

 「滝二と思って引いたのか?」という監督に対し、「はい」と答えた本田。初の日本一を本気で狙っていた監督からすれば、1回戦のスタートは楽に切りたいもの。しかし、本田は「どうせやるなら強いチームと最初にあたった方がいい」と、当然のように言い放ったのです。

 当時の滝二は、現ブンデスリーガ―の岡崎慎司と、"デカモリシ"と呼ばれた森島康仁を擁し、大会の優勝候補に挙げられていました。しかし、本田が2ゴールを決めるなど活躍し、4対3で星稜が滝二を破ったのです。勢いのついた星稜は、そのまま準決勝まで勝ち上がり、ベスト4という結果を残しました。

 強い相手にも臆さずチャレンジしていく姿は、当時から変わらないようです。しかし、その姿勢こそがJリーグ入団、海外移籍、日本代表入り、W杯での活躍につながったのでしょう。「将来は、レアルで背番号10を背負う」という本田の強気な目標も、実現できると本気で信じているからこそ掲げているのです。



『高校選手権での本田圭佑、初戦の相手に優勝候補を「あえて」選ぶ』
 著者:
 出版社:東邦出版
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